þrél-

品詞
動詞(自動詞)
意味
腹が空く
発音
[ˈθrel]
読み
スレル(トゥレル)
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 腹が空く

    粥・雑穀・乳を欲する空腹感。食事の必要性そのものを表す基本感覚。

    þréla endríña

    読み:スレーラ エンドリーニャ

    þrél-aendríña
    腹が空く-<(軽いものが)>子<主格>

    「子どもは腹を空かしている。」

    日常の基礎文。主語 endríña は人を指す軽性語なので、動詞は軽性の3人称単数 þréla をとる。主格名詞は語切りにしない。

    þrélo bélo

    読み:スレーロ ベーロ

    þrél-obélo
    腹が空く-<(重いものが)>腹<主格>

    「腹が空いている。」

    空腹を体の部位として述べる言い方。腹 bélo は重性o語幹なので、動詞は重性の3人称単数 þrélo をとる。人の主語と同じ意味になる日常句。

  2. 腹が空いた(完了相)

    þréel- で「腹が空いた・そろそろ食事の時間になった」。一日に二度三度、自然に訪れる状態の変化を言う。

    sórel, þréelo bélo.

    読み:ソーレル、スレーロ ベーロ。

    sórel,þréel-obélo.
    今日腹が空いた<〜し終えた>-<(重いものが)>腹<主格>

    「今日、腹が空いた。」

    完了相 þréel- を用いた、食時を示す日常の言い回し。主語を bélo に取り、体の部分を表す bélo が重性であるため、動詞は 3 単数重性の -o で一致する。時間詞 sórel は場面の枠として文頭に置き、読点で区切る。

    selúin, þréela endríña.

    読み:セルーイン、スレーラ エンドリーニャ。

    selúin,þréel-aendríña.
    今腹が空いた<〜し終えた>-<(軽いものが)>子ども<主格>

    「今、子どもは腹が空いた。」

    完了相 þréel- は、食前に空腹感が訪れたことを告げる言い方として日常で使う。主語 endríña は人の子どもを示す軽性名詞で、動詞は軽性 3 単数の -a で一致する。時間詞 selúin は場面の枠に置かれる。

解説

食物(粥・雑穀・乳)を欲する基本的な空腹感。喉の渇き(véle-)とは別に、固形の食物の不足そのものを表す。毎日二度三度の食事の前後に常に伴う、ごく日常的な状態であり、改まった文句でもくだけた言い方でも使われる。主語が人なら軽性(þréla「(彼は)腹が空く」)、腹(bélo)や体(gromó)を主語にする場合は重性(þrélo「腹が空く」)で受ける。完了相 þréel- で「腹が空いた・食事の時間になった」の意味になり、炉の年長者が「そろそろ食うか」と言うときの定型動詞でもある。

文法

自動詞。3人称単数で軽性(-a)・重性(-o)を区別する。完了相は語根の e → ee(þréel-)。

語源

古高原語 *þrél- から。母祖の語形は不詳で、食物を指す tambór「雑穀」や bélo「腹」と音韻的関係は認められない。

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