arnélvar

品詞
名詞
意味
森
発音
[arˈnelvar]
読み
アルネルヴァル
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 森

    生きた木々の集まりとしての森。祖先の宿る木々が天へ伸びる場所として言う。

    snáula arnélvar sé.

    読み:スナウラ アルネルヴァル セー。

    snául-aarnélvarsé
    生える-<(軽いものが)>森<主格>この<軽性>

    「この森が育っていく。」

    日常の言い方。軽性の名詞 arnélvar を主語に取るため、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。指示詞 sé は軽性の形。VSO の基本語順で、指示詞は名詞の後ろに置かれている。

  2. 梢の天蓋

    詩の言葉で、森の上に重なり合う梢を、天の屋根になぞらえて言う。

    snáula arnélvar an élvaran.

    読み:スナウラ アルネルヴァル アン エルヴァラン。

    snául-aarnélvaranélvar-an
    生える-<(軽いものが)>梢の天蓋<主格>上手天-<対格>

    「梢の天蓋が天へ伸びていく。」

    詩的表現。arnélvar を梢の天蓋として、天へ延びる動きに添える。前置詞 an と対格 élvaran が組んで、方向「天へ」を表す。arnélvar は生えている木々の集まりなので軽性だが、詩では梢の上層を天とつなげる比喩として使う。

解説

生きた木々の集まりとしての森を指す語。森は根を下ろした木々が天へ伸びる場所で、古い大木には祖先の気配が宿り、天へ昇るはしごになる。この見方から軽性に入る。宮廷と森の司の公の言葉づかいで好まれる語で、森の司は brándal arnélvares、王の森は arnélvar aldáres áurenes と書く。公の教えでは、硬木の森を伐ることも「木々を上の務めから下の務めへ送り出すこと」と説かれる。その説き方にもこの語がなじむ。伐り尽くされた森の跡を言うときは、伐った材と同じく、形容詞や動詞の一致が重性に移る。名詞の形は変わらず、まわりの語だけが重くなる。日常会話より、書き言葉、法令、詩でよく使う語である。

文法

軽性・子音語幹。単数:arnélvar(主)、arnélvaran(対)、arnélvares(属)、arnélvarei(与)。双数:arnélvarau(主・対)、arnélvaraun(属・与)。複数:arnélvarai(主)、arnélvarais(対)、arnélvarar(属)、arnélvarail(与)。伐り払われた状態を言うときは、一致だけが重性になる(文法の性の規則による)。

語源

árnel「木」と élvar「天」の複合語で、もとの意味は「木々の天」、つまり梢が重なって天をなすところ。複合のときに前の árnel の強勢が落ち、二つ続いた e が一つに融合した(*arnel-élvar → arnélvar)。湖畔の都市の詩語として生まれ、統一とともに森の司の公の用語として広まった。

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