小説
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上げ荷
干潟から高原へ運び上げる交易の荷。
faronéran faronárai aurfáron an orén.
読み:ファロネーラン ファロナーライ アウルファーロン アン オレーン。
| faronér-an | faronár-ai | aurfáron | an | orén. |
| 担ぐ-<彼らが> | 運び人-<〜たちが> | 上げ荷<対格> | 上手 | 縁<対格> |
「運び人たちが上げ荷を縁の上へ担ぎ上げる。」
崖道の日常の描写。aurfáron は重性の子音語幹なので、主格と対格が同じ形になる。an+対格は「上手へ」の移動を表し、崖の下から縁へ荷を運び上げる向きをはっきり示す。
lísa lisár aurfáronul sáindarei.
読み:リーサ リサール アウルファーロヌル サインダレイ。
| lís-a | lisár | aurfáron-ul | sáindar-ei. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書記<主格> | 上げ荷-<〜たちを> | 証文-<与格> |
「書記は上げ荷を証文に書きつける。」
縁の市で取引を記録する場面。上げ荷(崖の下から上がってくる荷)は、帳簿や証文に一つずつ書き留める。重性の複数の対格は -ul。証文 sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei。
崖の下から高原へ上がってくる荷。塩、紫の染料、干した海産物、飾りの貝殻など、干潟から来るものが多い。下から来るものなので、ありがたさと少しの後ろめたさをもって扱われる。
重性・子音語幹(③型)。複 aurfáronul。
áur-「昇る」+ fáron「荷」の複合語。
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