bréun-

品詞
動詞
意味
積む
発音
[ˈbreun]
読み
ブレウン
分野
基本動作

意味

  1. 積む

    物を意図的に重ねて置く。薪・石・丸太・袋・袋詰めの雑穀などに使う。

    bréun fálno, ende.

    読み:ブレウン ファルノ、エンデ。

    bréunfálno,ende
    積む<命令法><あなたが>薪<対格>どうぞ

    「薪を積んでくれ。」

    くだけた依頼文。bréun- は命令法2単では語幹そのままの bréun を取る。縁の市などでは ende を後に添えて軽く頼む。fálno は重量名詞の単数で、主格と目的語が同形。

    bréunim tambór un kórvoi.

    読み:ブレウニン タンボール ウン コルヴォイ。

    bréun-imtambórunkórv-oi
    積む-<私が>雑穀<対格>内に倉-<与格>

    「私は倉の中に雑穀を積んでいる。」

    倉の中で雑穀を積む作業の発話。場所 un kórvoi は前置詞 un と与格からなる。tambór は重量名詞で、単数目的語は無標識。

  2. 積む(比喩)

    負担・債務・義務を重ねて背負わせる。「借りに借りを積む」のような用法。

    na bréunim grúndul

    読み:ナ ブレウニン グルンドゥル

    nabréun-imgrúnd-ul
    <〜ない>積む-<私が>掛け-<〜たちを>

    「私は借りを積まない。」

    日常の会話で、自分の債務・負担を増やさない意思を述べる文。掛け(grúndo)の複数対格は grúndul。否定の na は動詞の直前に置く。比喩用法であり、物を物理的に重ねる意味ではない。

    bréuna vándar grúndul faronárei

    読み:ブレウナ ヴァンダル グルンドゥル ファロナーレイ

    bréun-avándargrúnd-ulfaron-ár-ei
    積む-<(軽いものが)>商人<主格>掛け-<〜たちを>荷-<〜する人>-<与格>

    「商人は運び人に借りを積む。」

    市や仕事の場面で、荷を扱う商人が運び人に債務負担を負わせる文。受け手 faronárei は faronár の与格。主語 vándar は人・軽性なので動詞も軽性の bréuna。比喩用法では、grúndo の「掛け・借り」を重さのある負担として積み重ねる。

解説

人が物を意図的に一段ずつ重ねて置く動作。薪を炉のそばに、石を壁際に、硬木の丸太を降ろし場の広場に、雑穀の袋を倉の棚に、と、下から上へ順に置く。自然にたまる「積もる」þréul- とは対をなす。家庭や作業場での基本的な積み方の語で、くだけた話しから改まった話しまで広く使われる。

文法

他動詞。対格で積む物を受ける(bréunim fálno「私は薪を積む」)。場所の与格を添えて置く場所を示す(bréunim fálno an kórv-oi「私は倉の北側に薪を積む」)。

語源

古高原語 *bréun- から。語源不明。

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