dralsnéla

品詞
名詞
意味
首布・頭巾
発音
[dralˈsnela]
読み
ダルスネーラ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 首布・頭巾

    首から頭にかけて巻く布製の装具。凍りの頃の実用的な外出装束。

    glünlúin, ésa dralsnéla némes fóum

    読み:グリュンルーイン、エーサ ドラルスネーラ ネーメス フォーン

    glünlúin,és-adralsnélaném-esfóum
    凍りの頃いる-<(軽いものが)>首布<主格>私-<属格>暖かい

    「凍りの頃、私の首布は暖かい。」

    凍りの頃の実用的な外出装具について述べる日常の文。時間名詞 glünlúin を場面の枠として動詞前に置いた。dralsnéla は軽性 a 語幹扱いで、単数主格の語尾は -a。所有は名詞の直後の属格で表す。

    ésa dralsnéla aursáres trúum

    読み:エーサ ドラルスネーラ アウルサーレス トルーン

    és-adralsnélaaursár-estrúum
    いる-<(軽いものが)>首布<主格>祖先-<属格>古びた

    「祖先の首布は古びている。」

    書物や家系の記録のような文脈に合う、古い装具を指す文。dralsnéla に属格 aursáres を直後に置いて所有を表す。述語の trúum は物の古びた状態を表す。

  2. 首巻き

    頭を覆わずに首のあたりだけ巻く短い布。凍りの頃でなく、風の強い日の外出にも使う。

    na ésa dralsnéla némes grémo

    読み:ナ エーサ ドラルスネーラ ネーメス グレーモ

    naés-adralsnélaném-esgrémo
    <〜ない>いる-<(軽いものが)>首巻き<主格>私-<属格>帽子<主格>

    「私の首巻きは帽子ではない。」

    頭を覆う帽子 grémo と区別し、頭巾ではなく首巻きであることを明確にする否定の文。否定のコピュラ文では na を動詞前に置く。述語名詞 grémo は主格のまま置く。

    lúin tóra léuma, kréla dralsnéla

    読み:ルーイン トーラ レウマ、クレーラ ドラルスネーラ

    lúintór-aléuma,krél-adralsnéla
    とき来る-<(軽いものが)>風<主格>足りる-<(軽いものが)>首巻き<主格>

    「風が吹くと、首巻きで足りる。」

    凍りの頃でなく、風の強い日に、首のあたりだけ巻く装いで間に合うという用例。lúin が導く節は「lúin 動詞 主語」の順で、tóra léuma のように動詞が主語に先行する。主節では kréla の主語が dralsnéla。krél- は「足りる」を表す自動詞。

解説

首から頭(ときどき肩)までを巻く布製の装具。字義は「首の布」。凍りの頃の外出装束で、rása(全身の衣)や síndra(腰の帯)とは区別される、頭と首に限定された部位の装い。布製のものは湖盆の町で織られ、毛皮やフェルトを縫い込んだものは森の民が手作りとする。都の帳簿では装束の欄に dralsnéla と書き、縁の市の取引言葉では語末を落として dralsnél と言うことがある。

文法

軽性・a語幹

語源

drál「首」+snéla「布」。複合語。前の要素 drál の強勢は落ち、後ろの snéla の強勢が残る。

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