小説
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炭
燃料として使う、黒く火よく固まった炭。
rímbim dreumó
読み:リンビン ドレウモー
| rímb-im | dreumó |
| 数える-<私が> | 炭<対格> |
「炭を数える。」
帳場・在庫・取り引きの場面を想定した短文。rímbim は rímb-「数える」に1人称単数語尾 -im をつけた形。dreumó は重性o語幹で単数主格と対格が同じ形のため、語順から目的語として読む。
klámbim dreumó dáu plénoun.
読み:クランビン ドレウモー ダウ プレーノウン。
| klámb-im | dreumó | dáu | plén-oun |
| 挟む-<私が> | 炭<対格> | 二 | 板-<双数・与格> |
「私は板二枚で炭を挟む。」
日常の用い方。火ばさみではなく、板二枚で炭を押さえ留める場面。重性の dreumó は対格も無標。押さえる二つの側は与格双数 plén-oun で表す。板 plén は伐材として重性と扱う。
黒炭
火力が安定した、特に黒く重い炭。灰っぽくない良質の炭を指すことがある。
éso dreumó só gróm
読み:エーソ ドレウモー ソー グローン
| és-o | dreumó | só | gróm |
| いる-<(重いものが)> | 炭<主格> | この<重性> | 重い |
「この炭は重い(上質の黒炭だ)。」
日常で質を評するときの文。存在・繋辞の és- が3人称単数・重性の -o を取り、主語 dreumó に合わせる。dreumó só は「この炭」。形容詞 gróm は動詞句の述語として働き、重性の主格形をとる。ここでの重さは単なる物理的な重みではなく、火力が安定した良質な黒炭のしるしとして言うことがある。
「黒いもの」を原義とする語。灰や煤、ただの黒い塊とは区別され、火を持ち運び熱を保つ燃料としての炭をさして指す。家庭の炉だけでなく、焼き物の窯や鋳物の作業でも使う。改まった帳簿では、薪・灰・熾火と区別して燃料欄に書かれることがある。
重性o語幹。派生語尾 -ó が語根の強勢を奪う。
dréum「黒い」+接尾辞 -ó「〜するもの」。語根の強勢が派生語尾に移るため、dreumó の形をとる。
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