dulíña

品詞
名詞
意味
小下り(汗・婉曲)
発音
[duˈliɲa]
読み
デュルニャ
分野
身体

意味

  1. 汗(婉曲・宮廷)

    体表から出る汗を、「体の小さな下り」として婉曲に言う。都の改まった言葉と詩に限定して使われる。

    klénim dulíñan.

    読み:クレーニン ドゥリーニャン。

    klén-imdulíña-n
    拭く-<私が>小下り-<対格>

    「小下りを拭う。」

    作法書や礼法書のような改まった実務文で使える形。他動詞 klén- の対象として対格 -n をとる。

    þála dulíña nóumoi.

    読み:サーラ ドゥリーニャ ノーモイ。

    þál-adulíñanóum-oi
    止まる-<(軽いものが)>小下り<主格>顔-<与格>

    「小さな下り(汗)が顔にとどまる。」

    宮廷文での汗の言い方。日常では sélmo が使われ、この語は体を重いものとする見方から、体表に出る水を「小さな下り」として婉曲に指す。語順はVSOで、動詞が文頭に来る。

  2. 小さな下り(比喩)

    涙、木から垂れる一滴、石から滲む水など、「上から小さく下る一滴」を指す比喩的用法。

解説

dul-(下る)+指小の -íña で作った「小さい下り」。宮廷と都の改まった言葉で、汗を婉曲に指す語。体は重い(下へ行く)ものであり、働くことで体が「少し下る」=水が体表に出てくる、という縦の世界観に基づく比喩。都の詩では「小下りが額を伝う」のように、汗を一滴の小さな下りと捉えて詠む。涙や、木から垂れる樹脂にも比喩的に使えるが、汗が基本の意味。運び人たちはこの語を聞いたとき、「都の人がまた難しいことを言っている」と思い、自分たちは sélmo や gromílmo を使う。

文法

軽性・a語幹(-íña による派生。単数主・対 dulíña、属 dulíñes、与 dulíñei、双数 dulíñau 等)

語源

dul-(下る)+ 指小の -íña。「小さい下り」。指小辞 -íña が軽性の a語幹を作るため、元の dul-(重性の動詞)の性は失われる。

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