dulúin

品詞
名詞
意味
のち
発音
[duˈluin]
読み
ズルーイン
分野
時間・空間・方向

意味

  1. のち

    ある時より後。副詞として「のちに」の意味を表す。

    na lísim sáindaran selúin, lísim dulúin.

    読み:ナ リーシン サインダラン セルーイン、リーシン ドゥルーイン。

    nalís-imsáindar-anselúin,lís-imdulúin.
    <〜ない>書く-<私が>証文-<対格>今書く-<私が>のち

    「証文は今は書かない、のちに書く。」

    市や帳場での、くだけたやりとり。selúin「今」と dulúin「のちに」を対にしている。どちらも格語尾をつけない副詞として、文の後ろに置く。du-「下手」を含む語で、時の流れの下手、つまり後の時を表す。

    torélo nébro es orénos dulúin.

    読み:トレーロ ネーブロ エス オレーノス ドゥルーイン。

    tor-él-onébroesorén-osdulúin.
    来る-<〜だろう>-<(重いものが)>霧<主格>から縁-<属格>のち

    「のちに、縁から霧が上がってくるだろう。」

    乾風期の終わりの、季節の移り変わりを言う文。霧 nébro は重性なので、推量法の動詞も3人称単数・重性の -o をとる(torélo)。副詞の dulúin は動詞の前に出さず、文末に置く。

  2. 行く末

    これから来る時代。後の世代。

    voilélan éndrai dulúines sóndelan sé.

    読み:ヴォイレーラン エンドライ ドゥルーイネス ソンデラン セー。

    voil-él-anéndr-aidulúin-essóndel-ansé.
    読む-<〜だろう>-<彼らが>人-<〜たちが>行く末-<属格>書物-<対格>この<軽性>

    「行く末の人々が、この書物を読むだろう。」

    書物の序や詩に見られる言い回し。属格 dulúines を「人々」の後ろに置いて「後の世の人々」と言う。名詞句の中では、名詞のすぐ後ろに属格、そのあとに指示詞 sé が来る。

    lísa lisár sáindaran dulúinei.

    読み:リーサ リサール サインダラン ドゥルーイネイ。

    lís-alis-ársáindar-andulúin-ei.
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>証文-<対格>行く末-<与格>

    「書記は、行く末のために証文を書く。」

    改まった文。与格 dulúinei は受け手を表し、「行く末の世に向けて」という意味になる。書かれた言葉は消えずに後の世へ残る、という考えが背景にある。sáindar「証文」は軽性の子音語幹で、対格は -an。

解説

のち、行く末。「下手の時」の意味で、時間の流れの下手、これから来る時を指す。子孫や後の世代のことにも言う。改まった言葉では、推量法の動詞と組んで使う。

文法

軽性・子音語幹(②型)。副詞として「のちに」の意味にも使う。

語源

du「下手」と lúin「とき・頃」の複合語。

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