小説
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下げ書き
名や家名を低い行に書き、正式の扱いから外す作法。
lísa lisár dulisíman.
読み:リーサ リサール ドゥリシーマン。
| lís-a | lis-ár | dulisím-an. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | 下げ書き-<対格> |
「書記は下げ書きを書く。」
下書き
書記の間で、清書前の仮書きを指す言い方。
上げ書きを前提に、名・家名・役名を一段低い行に書き、卑下・異格扱いにする書き作法。自らを低める謙譲の用法とは異なり、相手の名を扱いかねる異邦人、罪人、段の外にある者の名を、正式の上げ書きから外すための語として使われる。書記の間では、清書前の下書きを指す俗語にもなる。
dulísim sáindaran aulisárei.
読み:ドゥリーシン サインダラン アウリサーレイ。
| du-lís-im | sáindar-an | au-lis-ár-ei. |
| <〜させていただく>-書く-<私が> | 証文-<対格> | <お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>-<与格> |
「書記の方に、証文を書いて差し上げます。」
謙譲の動詞(自分を下げる)と、高めた与格(相手を上げる)を一つの文に並べている。「私が・目上の人に」という上下の関係が、文法にすべて表れる。
軽性子音語幹(抽象名詞 -ím)。語幹 dulisím-。単数対格 dulisíman。
du- + lís- + -ím。接頭辞 du- と書字の語根 lís- に抽象名詞化の -ím を添える。語根の強勢は -ím に移る。
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