小説
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人を重として呼ぶ
人を重性の語形・一致・代名詞で指し、人籍を貶める強い不敬を表す。
mé gromvirésa aursárais.
読み:メー グロンヴィレーサ アウルサーライス。
| mé | gromvir-és-a | aursár-ais. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 人を重として呼ぶ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 祖先-<〜たちを> |
「「祖先たちを重として呼んではならない。」」
法典・儀礼の禁止定。mé + 当為法は、主語を言わないかぎり一般の人が主語として表され、法文では「〜してはならない」と解される。語根に -és- が付くと強勢が移るので、gromvír- の語根の ´ は消える。祖先は人籍であり、これを重扱いに呼ぶことは禁じられる。
重と言い立てて貶す
「重い」という語を人に当てはめ、上へ昇れない存在として言い立てること。
gromvíres néman!
読み:グロンヴィーレス ネーマン!
| gromvír-es | ném-an! |
| 人を重として呼ぶ-<あなたが> | <私>-<対格> |
「「お前は私を重だと言い立てるのか!」」
口論でよく聞く直接的な罵倒。gromvír- は人を目的語にとる他動詞で、ここでは1人称単数の対格 néman を受ける。動詞は主語(二人称)に一致する。重性の代名詞を明示しなくても、人を重扱いに呼ぶという語感で使える。
gróm「重い」と vir-「言う」の複合動詞。字義は「重と言い立てる」で、人を重性の語形・一致・代名詞で指す不敬な行いを、言葉の当てはめそのものとして名指す。単に物として扱うというより、人を「重の言葉」の中に押し込むという語感があり、直接的な罵倒・嘲弄の語として残る。宮廷の礼法では避けられ、仕返しや法的非難の言葉として用いられる。
複合動詞。語根末子音 r。完了形は vir-「言う」の補充形 þóul- を引き継ぎ、gromþóul- になる。
複合語:gróm「重い」+vir-「言う」。複合語では後ろの要素の強勢だけを残す。
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