hoinkráil-

品詞
名詞・動詞
意味
出迎え
辞書形
hoinkráil
発音
[hoinˈkrail]
読み
ホインクラーイ
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 出迎え

    帰った人を、その手から荷を受け取るために道や霧の中へ出て迎えること。

    pá hoinkráila tásan?

    読み:パー ホインクライラ ターサン?

    páhoinkráil-atás-an?
    誰<主格>出迎え-<(軽いものが)><あなた>-<対格>

    「誰があなたを出迎えるの?」

    日常会話の質問文。主語が人を指す疑問代名詞 pá なので、動詞は軽性の3人称単数で一致する。目的語の2人称単数代名詞は対格 tásan をとる。

    hoinkráila houmár toráran fándoi.

    読み:ホインクライラ ホウマール トラーラン ファンドイ。

    hoinkráil-ahoumártorár-anfánd-oi
    出迎える-<(軽いものが)>家の主<主格>客-<対格>戸口-<与格>

    「家の主は戸口で客を出迎える。」

    もてなしや礼法の記述。fándoi は迎え場の与格。torár は軽性子音語幹の客で、対格単数は toráran。主語 houmár は人なので軽性。

  2. 手受け

    帰還者の手から、荷や道具の重さを受け取ること。

    hoinkráilim fáron es máros ós.

    読み:ホインクライリン ファーロン エス マーロス オース。

    hoinkráil-imfáronesmár-osós
    手受け-<私が>荷<対格>から手-<属格><3人称単数・重性・属格>

    「私は彼の手の荷を受け取る。」

    日常の実務的な場面。手受け義で荷を目的語に取る。es が支配する属格句で出所を表す。所属は possessum と possessors を属格で示す。3人称重性単数属格の代名詞は語全体の形 ós として扱い、ó-s と分割しない。

解説

帰った人が手に持っていた荷・杖・綱など、その手にあるものを自分の手へ受け取ることに意味の中心がある。到着そのものだけでなく、帰還者が物を離す瞬間までを指すため、道や霧の中で、相手の手と自分の手が同時に物の重さを担う場面を表す。玄関先で待つ作法や、単に道具を差し替える行為とは異なり、「帰る人が手放す」という関係が語に織り込まれている。

文法

複合語根。名詞用法では動作名詞として重性子音語幹。前要素 hóin- の ´ を落とし hoin- となる。

語源

hóin-「帰る」+kráil-「手に取る」。

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