小説
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出迎え
帰った人を、その手から荷を受け取るために道や霧の中へ出て迎えること。
pá hoinkráila tásan?
読み:パー ホインクライラ ターサン?
| pá | hoinkráil-a | tás-an? |
| 誰<主格> | 出迎え-<(軽いものが)> | <あなた>-<対格> |
「誰があなたを出迎えるの?」
日常会話の質問文。主語が人を指す疑問代名詞 pá なので、動詞は軽性の3人称単数で一致する。目的語の2人称単数代名詞は対格 tásan をとる。
hoinkráila houmár toráran fándoi.
読み:ホインクライラ ホウマール トラーラン ファンドイ。
| hoinkráil-a | houmár | torár-an | fánd-oi |
| 出迎える-<(軽いものが)> | 家の主<主格> | 客-<対格> | 戸口-<与格> |
「家の主は戸口で客を出迎える。」
もてなしや礼法の記述。fándoi は迎え場の与格。torár は軽性子音語幹の客で、対格単数は toráran。主語 houmár は人なので軽性。
手受け
帰還者の手から、荷や道具の重さを受け取ること。
hoinkráilim fáron es máros ós.
読み:ホインクライリン ファーロン エス マーロス オース。
| hoinkráil-im | fáron | es | már-os | ós |
| 手受け-<私が> | 荷<対格> | から | 手-<属格> | <3人称単数・重性・属格> |
「私は彼の手の荷を受け取る。」
日常の実務的な場面。手受け義で荷を目的語に取る。es が支配する属格句で出所を表す。所属は possessum と possessors を属格で示す。3人称重性単数属格の代名詞は語全体の形 ós として扱い、ó-s と分割しない。
帰った人が手に持っていた荷・杖・綱など、その手にあるものを自分の手へ受け取ることに意味の中心がある。到着そのものだけでなく、帰還者が物を離す瞬間までを指すため、道や霧の中で、相手の手と自分の手が同時に物の重さを担う場面を表す。玄関先で待つ作法や、単に道具を差し替える行為とは異なり、「帰る人が手放す」という関係が語に織り込まれている。
複合語根。名詞用法では動作名詞として重性子音語幹。前要素 hóin- の ´ を落とし hoin- となる。
hóin-「帰る」+kráil-「手に取る」。
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