小説
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立っている穀物を刈る
畑に立っている雑穀・粟などの茎を、根元近くから切り倒す。
ké kánþes tás tambór?
読み:ケー カンセス タース タンボール?
| ké | kánþ-es | tás | tambór? |
| <〜か> | 立っている穀物を刈る-<あなたが> | <あなた・主格> | 雑穀<対格> |
「お前は雑穀を刈るのか。」
日常会話で、作業の最中に直接問いかける場面。ké は文頭に置く。明示的な tás は確認や念押しの響き。tambór は重性で、目的語も無変化。
(穀物を)収穫として刈り倒す
穀物を、干し上げ・脱穀へ送る前の収穫動作として処理することを指す。単に切り分けるという意味には使わない。
kánþa dóulin houmár tambór.
読み:カンサ ドーリン ホウマール タンボール。
| kánþ-a | dóulin | houmár | tambór. |
| 立っている穀物を刈る-<(軽いものが)> | もう | 家の主<主格> | 雑穀<対格> |
「家の主はもう雑穀を刈った。」
帳簿的な記録に近い言い方。相を表す語尾はないが、副詞 dóulin が「もう」を表し、干し上げ・脱穀へ送る前の収穫作業が済んだことを示す。
畑に立っている穀物を、茎ごと切り倒す農作業に使う専用動詞である。根元または根元近くに刃を入れてまとめて断つ動作を指し、若菜や草をつまむ動作、立ち木を伐る動作には使わない。主に雨期終わりの収穫の場面、倉や帳簿の記録で、tambór「雑穀」や kálmo「粟」などを目的語にとる。古くは地面から生えているものを地際で断つ広い意味を帯びていた名残が、森や縁の方言に残る。
他動詞。文法上は主語に一致する。目的語は立っている穀物。
古高原語 *kánþ-「地際で断つ」から
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