kéumo

品詞
名詞(重性・o語幹)
意味
碑
発音
[ˈkeumo]
読み
ケウモ
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 碑

    字を刻んで立てた石。

    þóro kéumo te léimsa brándal.

    読み:ソーロ ケウモ テ レーンサ ブランダル。

    þór-okéumoteléims-abrándal.
    立つ-<(重いものが)>碑<主格><関係節>据える<〜し終えた>-<(軽いものが)>司<主格>

    「司が据えた碑が立っている。」

    石の碑 kéumo は重性o語幹なので、動詞は3人称単数・重性の -o をとる。関係節は無強勢の te の後ろに動詞を続けて作り、抜けた目的語の位置は空けたままにする。関係節の主語 brándal は人なので、動詞は軽性の -a になる。

    éso kéumo só fóndel.

    読み:エーソ ケウモ ソー フォンデル。

    és-okéumosófóndel.
    いる-<(重いものが)>碑<主格>この<重性>古い

    「この碑は古い、由緒のあるものだ。」

    碑は石なので重性で、繋辞も -o になる。fóndel は「長く続いて由緒がある」という、ほめる含みのある「古い」である。ただ古びて傷んでいることを言うときは trúum を使う。

    þóro kéumo kéum an árnelei.

    読み:ソーロ ケウモ ケウン アン アルネレイ。

    þór-okéumokéumanárnel-ei.
    立つ-<(重いものが)>碑<主格>灰色の上手木-<与格>

    「木の上手(北側)に灰色の碑が立っている。」

    碑は灰色の硬い石で作られる。an+与格で「〜の上手の側で」、つまり北側を表す。kéumo「碑」と kéum「灰色の」は音が似ているが別の語で、碑は重性o語幹。

    ké vóiles kéumo só?

    読み:ケー ヴォイレス ケウモ ソー?

    kévóil-eskéumosó?
    <〜か>読む-<あなたが>碑<対格>この<重性>

    「この碑を読めるか。」

    古い字形の碑を前にした、くだけた問い。「〜できる」にあたる語形はなく、直説法のまま「読むか」で能力も尋ねる。kéumo は重性の o語幹なので、対格も主格と同じ形で、指示詞は só を使う。

    éso kéumo dúnos fóndel.

    読み:エーソ ケウモ ドゥーノス フォンデル。

    és-okéumodún-osfóndel.
    いる-<(重いものが)>碑<主格>丘-<属格>古い

    「丘の碑は由緒あるものだ。」

    王の丘の統一の碑のような、古い碑について述べた文。「AはBだ」の文も、繋辞 és- で始める。主語の kéumo が重性なので、繋辞は éso、述語の形容詞 fóndel は重性・単数・主格の形(語尾なし)になる。dúnos は「丘の」という属格。

  2. 境の石

    決まりや境を示すために据えた、字のある石。

    mé gelésa naþrenár an kéumo.

    読み:メー ゲレーサ ナスレナール アン ケウモ。

    mégel-és-anaþrenárankéumo.
    <禁止・願いの打ち消し>行く-<〜すべし>-<(軽いものが)>段の外の者<主格>上手境の石<対格>

    「段の外の者は、境の石より上手へ行かぬこと。」

    社の境などに据えた石の決まりを、当為法で記した文。当為法の -és- は強勢をもつので、語根の強勢が移って gelésa になる。an+対格で「上手へ」を表す。重性の kéumo は、対格も主格と同じ形。

    luuménde ausenár kéumo.

    読み:ルーメンデ アウセナール ケウモ。

    luum-énd-eau-sen-árkéumo.
    ご覧になる-<〜しますように>-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>境の石<対格>

    「目付殿に、境の石をご覧いただきたく存じます。」

    崖道の下の口に立つ度量衡の碑のような、決まりを刻んで据えた石を示して、市の揉め事の裁きを願う上向きの依頼。目付はこの石の前で揉め事を裁く。命令法の代わりに願望法の3人称を使う。重性名詞 kéumo は、主格と対格が同じ形になる。

解説

字を刻んだ石。王の丘の統一の碑、度量衡の碑、降ろし場の碑、納骨所の系譜の碑などがある。石に刻んだ言葉は昇りも消えもせず、その場所に据えておくものとされ、境や決まりを示すのに使う。

文法

④型:kéumo/kéumos/kéumoi、複 kéumul

語源

kéum「灰色の」から。碑に灰色の硬い石を使うことによる。

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