klóim-

品詞
動詞(他動詞)
意味
学ぶ
辞書形
klóima
発音
[ˈkloima]
読み
クロイマ
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 学ぶ

    字・詩・技などを身につけること。

    klóima dulóur némes lisáis es lisáres.

    読み:クロイマ ドゥロール ネーメス リサイス エス リサーレス。

    klóim-adulóurném-eslis-áiseslis-ár-es.
    学ぶ-<(軽いものが)>子<主格><私>-<属格>字-<〜たちを>から書く-<〜する人>-<属格>

    「私の子は書記から字を学んでいる。」

    日常会話の文。誰から学ぶかは「es+属格」(〜から)で言う。時制がないので、「学んでいる」とも「学んだ」とも訳せる。

    rainíþa rainiþár férmalan kloimárail.

    読み:ライニーサ ライニサール フェルマラン クロイマーライル。

    rain-íþ-arain-iþ-árférmal-ankloim-ár-ail.
    知る-<〜させる>-<(軽いものが)>知る-<〜させる>-<〜する人・主格>法-<対格>学ぶ-<〜する人>-<〜らに>

    「師は弟子たちに法を教える。」

    書記を育てる学び舎での営みを述べる文。基本の語順は、動詞–主語–目的語–与格(受け手)。rainíþ-「教える」は ráin-「知る」の使役形で、-ár をつけると「師」になる。

    kloimésa endríña tróvalan es ólmares.

    読み:クロイメーサ エンドリーニャ トローヴァラン エス オルマレス。

    kloim-és-aendríñatróval-anesólmar-es.
    学ぶ-<〜すべし>-<(軽いものが)>子ども<主格>作法-<対格>から年長者-<属格>

    「子どもは年長者から作法を学ぶべし。」

    教訓の書や家訓の書き方。当為法 -és- は強勢をもつので、語根 klóim- の強勢は消える。es+属格は、方向を問わない「〜から」で、教えの出どころを表す。

    kloimár! dómim. sén sáindaran sé.

    読み:クロイマール!ドーミン。セーン サインダラン セー。

    kloim-ár!dómim.sénsáindar-ansé.
    学ぶ-<〜する人>はい、ここに見る<命令法><あなたが>証文-<対格>この<軽性>

    「「弟子よ!」「はい、ここに。」「この証文を見よ。」」

    学び舎や工房で、師が弟子を役割の名で呼び、弟子が dómim で応じ、師が用件を命令法で続ける流れ。日常では呼格を使わないので、呼びかけは主格の形の役割名だけで言う。dómim は呼ばれたらすぐ口にする返事で、続く言いつけを受ける構えも示す。

    rainíþa rainiþár lisáis kloimárei.

    読み:ライニーサ ライニサール リサイス クロイマーレイ。

    rainíþ-arainiþ-árlis-áiskloim-ár-ei.
    教える-<(軽いものが)>教える-<〜する人>字-<〜たちを>学ぶ-<〜する人>-<与格>

    「師は弟子に字を教える。」

    rainíþ- は ráin-「知る」に使役の -íþ- がついた語で、「知らせる」から「教える」になった。行為者名詞 rainiþár「師」は同じ語根から作られている。教わる人は与格で表す。

    klóimim lisáis es rainiþáres.

    読み:クロイミン リサイス エス ライニサーレス。

    klóim-imlis-áisesrainiþár-es
    学ぶ-<私が>字-<〜たちを>から師-<属格>

    「私は師から字を学んでいる。」

    日常の会話で、自分が習っていることを言う文。主語は動詞の語尾 -im でわかるので言わない。「誰から学ぶか」は es+属格(〜から)で言う。時制がないので、「学んでいる」とも「学んだ」とも訳せる。

    kloimésa endríña lisáis rainiþárei.

    読み:クロイメーサ エンドリーニャ リサイス ライニサーレイ。

    kloim-és-aendríñalis-áisrainiþár-ei
    学ぶ-<〜すべし>-<(軽いものが)>子ども<主格>字-<〜たちを>師-<与格>

    「子は師のもとで字を学ぶべし。」

    学び舎の心得として書かれる当為法の文。当為法の -és- は強勢をもつので、語根 klóim- の強勢は消えて kloimésa となる。学ぶ場所(師のもと)は前置詞なしの与格で言う。

    na ésa aurlisím sáindarei sé, kloimár.

    読み:ナ エーサ アウルリシーン サインダレイ セー、クロイマール。

    naés-aaurlisímsáindar-eisé,kloim-ár.
    <〜ない>いる-<(軽いものが)>上げ書き<主格>証文-<与格>この<軽性>学ぶ-<〜する人>

    「弟子よ、この証文には上げ書きがないぞ。」

    学び舎で師が弟子の書いたものを直すときの言い方。存在文は「いる+主語+場所の与格」の形をとり、動詞は主語の aurlisím(軽性)に一致する。sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。呼びかけの kloimár は呼格にしない。文末に読点で区切って添える。

    tóran kloimárai an kloimándo lisárar.

    読み:トーラン クロイマーライ アン クロイマンド リサーラル。

    tór-ankloim-ár-aiankloimándolis-ár-ar.
    来る-<彼らが>学ぶ-<〜する人>-<〜たちが>上手学び舎<対格>書く-<〜する人>-<〜らの>

    「弟子たちが、上手にある書記たちの学び舎へ上ってくる。」

    都の様子を記した書物の文。学び舎は場所名詞 -ándo の語で重性なので、対格は主格と同じ形になる。an+対格で「上手へ」。属格 lisárar「書記たちの」は名詞の後ろに置く。

    trálan kloimárai lisáis.

    読み:トラーラン クロイマーライ リサイス。

    trál-ankloim-ár-ailis-áis.
    手本をなぞる-<彼らが>学ぶ-<〜する人>-<〜たちが>字-<〜たちを>

    「弟子たちは手本の字をなぞる。」

    弟子 kloimár は軽性なので、複数主格は -ai。主語が複数なので、動詞は3人称複数の -an をとる。

    klóimim treníman, duói téndim treníman.

    読み:クロイミン トレニーマン、ドゥオイ テンディン トレニーマン。

    klóim-imtrením-an,duóiténd-imtrením-an.
    学ぶ-<私が>織り模様-<対格>それから織る-<私が>織り模様-<対格>

    「私は織り型を覚え、それからその織り模様を織る。」

    修練・制作の場面。後文の主語は同一話者で省略している。duói は出来事の継起を表す。目的語は名詞句を繰り返す。

    klóima kloimár alvelóiman reinálves.

    読み:クロイマ クロイマール アルヴェロイマン レイナルヴェス。

    klóim-akloim-áralvelóim-anreinálv-es
    学ぶ-<(軽いものが)>学ぶ-<〜する人>挨拶-<対格>雨期-<属格>

    「弟子は雨期の挨拶を学ぶ。」

    学び舎・書物の場面。主語 kloimár は動詞 klóim-「学ぶ」に -ár「〜する人」が付いた派生名詞で、主格は無標識。目的語 alvelóiman は軽性名詞の対格 -an を受ける形。名詞句 alvelóiman reinálves は「雨期の挨拶」で、目的語の後に属格の修飾語が後続する。

    klóima endríña þéumul.

    読み:クロイマ エンドリーニャ セウムル。

    klóim-aendríñaþéum-ul.
    覚える-<(軽いものが)>子ども<主格>色-<〜たちを>

    「子どもは色をいくつか覚える。」

    学習場面の日常文。直説法は動詞文頭。主語 endríña に一致して3人称単数・軽性。þéumul は重性名詞 þéum の複数で、目的語では主格と対格が同形。

解説

高原の学びは、手本を書き写し、詩句や系譜を覚えて唱えることが中心なので、この語には「繰り返して自分のものにする」という感じがある。

文法

完了語根 klóims-(二重母音の語根に -s- を足す)

語源

古い語。

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