小説
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学ぶ
字・詩・技などを身につけること。
klóima dulóur némes lisáis es lisáres.
読み:クロイマ ドゥロール ネーメス リサイス エス リサーレス。
| klóim-a | dulóur | ném-es | lis-áis | es | lis-ár-es. |
| 学ぶ-<(軽いものが)> | 子<主格> | <私>-<属格> | 字-<〜たちを> | から | 書く-<〜する人>-<属格> |
「私の子は書記から字を学んでいる。」
日常会話の文。誰から学ぶかは「es+属格」(〜から)で言う。時制がないので、「学んでいる」とも「学んだ」とも訳せる。
rainíþa rainiþár férmalan kloimárail.
読み:ライニーサ ライニサール フェルマラン クロイマーライル。
| rain-íþ-a | rain-iþ-ár | férmal-an | kloim-ár-ail. |
| 知る-<〜させる>-<(軽いものが)> | 知る-<〜させる>-<〜する人・主格> | 法-<対格> | 学ぶ-<〜する人>-<〜らに> |
「師は弟子たちに法を教える。」
書記を育てる学び舎での営みを述べる文。基本の語順は、動詞–主語–目的語–与格(受け手)。rainíþ-「教える」は ráin-「知る」の使役形で、-ár をつけると「師」になる。
kloimésa endríña tróvalan es ólmares.
読み:クロイメーサ エンドリーニャ トローヴァラン エス オルマレス。
| kloim-és-a | endríña | tróval-an | es | ólmar-es. |
| 学ぶ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 作法-<対格> | から | 年長者-<属格> |
「子どもは年長者から作法を学ぶべし。」
教訓の書や家訓の書き方。当為法 -és- は強勢をもつので、語根 klóim- の強勢は消える。es+属格は、方向を問わない「〜から」で、教えの出どころを表す。
kloimár! dómim. sén sáindaran sé.
読み:クロイマール!ドーミン。セーン サインダラン セー。
| kloim-ár! | dómim. | sén | sáindar-an | sé. |
| 学ぶ-<〜する人> | はい、ここに | 見る<命令法><あなたが> | 証文-<対格> | この<軽性> |
「「弟子よ!」「はい、ここに。」「この証文を見よ。」」
学び舎や工房で、師が弟子を役割の名で呼び、弟子が dómim で応じ、師が用件を命令法で続ける流れ。日常では呼格を使わないので、呼びかけは主格の形の役割名だけで言う。dómim は呼ばれたらすぐ口にする返事で、続く言いつけを受ける構えも示す。
rainíþa rainiþár lisáis kloimárei.
読み:ライニーサ ライニサール リサイス クロイマーレイ。
| rainíþ-a | rainiþ-ár | lis-áis | kloim-ár-ei. |
| 教える-<(軽いものが)> | 教える-<〜する人> | 字-<〜たちを> | 学ぶ-<〜する人>-<与格> |
「師は弟子に字を教える。」
rainíþ- は ráin-「知る」に使役の -íþ- がついた語で、「知らせる」から「教える」になった。行為者名詞 rainiþár「師」は同じ語根から作られている。教わる人は与格で表す。
klóimim lisáis es rainiþáres.
読み:クロイミン リサイス エス ライニサーレス。
| klóim-im | lis-áis | es | rainiþár-es |
| 学ぶ-<私が> | 字-<〜たちを> | から | 師-<属格> |
「私は師から字を学んでいる。」
日常の会話で、自分が習っていることを言う文。主語は動詞の語尾 -im でわかるので言わない。「誰から学ぶか」は es+属格(〜から)で言う。時制がないので、「学んでいる」とも「学んだ」とも訳せる。
kloimésa endríña lisáis rainiþárei.
読み:クロイメーサ エンドリーニャ リサイス ライニサーレイ。
| kloim-és-a | endríña | lis-áis | rainiþár-ei |
| 学ぶ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 字-<〜たちを> | 師-<与格> |
「子は師のもとで字を学ぶべし。」
学び舎の心得として書かれる当為法の文。当為法の -és- は強勢をもつので、語根 klóim- の強勢は消えて kloimésa となる。学ぶ場所(師のもと)は前置詞なしの与格で言う。
na ésa aurlisím sáindarei sé, kloimár.
読み:ナ エーサ アウルリシーン サインダレイ セー、クロイマール。
| na | és-a | aurlisím | sáindar-ei | sé, | kloim-ár. |
| <〜ない> | いる-<(軽いものが)> | 上げ書き<主格> | 証文-<与格> | この<軽性> | 学ぶ-<〜する人> |
「弟子よ、この証文には上げ書きがないぞ。」
学び舎で師が弟子の書いたものを直すときの言い方。存在文は「いる+主語+場所の与格」の形をとり、動詞は主語の aurlisím(軽性)に一致する。sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。呼びかけの kloimár は呼格にしない。文末に読点で区切って添える。
tóran kloimárai an kloimándo lisárar.
読み:トーラン クロイマーライ アン クロイマンド リサーラル。
| tór-an | kloim-ár-ai | an | kloimándo | lis-ár-ar. |
| 来る-<彼らが> | 学ぶ-<〜する人>-<〜たちが> | 上手 | 学び舎<対格> | 書く-<〜する人>-<〜らの> |
「弟子たちが、上手にある書記たちの学び舎へ上ってくる。」
都の様子を記した書物の文。学び舎は場所名詞 -ándo の語で重性なので、対格は主格と同じ形になる。an+対格で「上手へ」。属格 lisárar「書記たちの」は名詞の後ろに置く。
trálan kloimárai lisáis.
読み:トラーラン クロイマーライ リサイス。
| trál-an | kloim-ár-ai | lis-áis. |
| 手本をなぞる-<彼らが> | 学ぶ-<〜する人>-<〜たちが> | 字-<〜たちを> |
「弟子たちは手本の字をなぞる。」
弟子 kloimár は軽性なので、複数主格は -ai。主語が複数なので、動詞は3人称複数の -an をとる。
klóimim treníman, duói téndim treníman.
読み:クロイミン トレニーマン、ドゥオイ テンディン トレニーマン。
| klóim-im | trením-an, | duói | ténd-im | trením-an. |
| 学ぶ-<私が> | 織り模様-<対格> | それから | 織る-<私が> | 織り模様-<対格> |
「私は織り型を覚え、それからその織り模様を織る。」
修練・制作の場面。後文の主語は同一話者で省略している。duói は出来事の継起を表す。目的語は名詞句を繰り返す。
klóima kloimár alvelóiman reinálves.
読み:クロイマ クロイマール アルヴェロイマン レイナルヴェス。
| klóim-a | kloim-ár | alvelóim-an | reinálv-es |
| 学ぶ-<(軽いものが)> | 学ぶ-<〜する人> | 挨拶-<対格> | 雨期-<属格> |
「弟子は雨期の挨拶を学ぶ。」
学び舎・書物の場面。主語 kloimár は動詞 klóim-「学ぶ」に -ár「〜する人」が付いた派生名詞で、主格は無標識。目的語 alvelóiman は軽性名詞の対格 -an を受ける形。名詞句 alvelóiman reinálves は「雨期の挨拶」で、目的語の後に属格の修飾語が後続する。
klóima endríña þéumul.
読み:クロイマ エンドリーニャ セウムル。
| klóim-a | endríña | þéum-ul. |
| 覚える-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 色-<〜たちを> |
「子どもは色をいくつか覚える。」
学習場面の日常文。直説法は動詞文頭。主語 endríña に一致して3人称単数・軽性。þéumul は重性名詞 þéum の複数で、目的語では主格と対格が同形。
高原の学びは、手本を書き写し、詩句や系譜を覚えて唱えることが中心なので、この語には「繰り返して自分のものにする」という感じがある。
完了語根 klóims-(二重母音の語根に -s- を足す)
古い語。
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