小説
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読み捨て
文字・記録が読者から切れて冷えている状態。
文字の冷え
書き線が読まれなくなり、上へ昇る言葉を失ったこと。
記録や文字が読み手から切れた状態を、「線が冷えている」と形容する婉曲表現。高原では読むときの息や視線が言葉の上昇を助けるとされ、読み継がれなくなった文字の列は、読者の温もりから離れた「冷たい線」として捉えられる。内容は無傷で、隠れているわけでもないが、誰もそれを声や視線で辿っていない、という状況を指す。帳簿の断片、刷り忘れられた版木、読み直されない碑文、倉の棚に置き忘れられた記録について使う。責め語ではなく、書庫や学び舎で状態を穏やかに書き表す語。
軽性・a語幹名詞。
klér「冷たい」+filá「線」。形容詞+名詞の複合。
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