小説
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走る・駆け抜ける
素早く、足場をうまく使いながら進むこと。全力の走りも含む。
sórel, kramboráumau némor dáun drúnoroi.
読み:ソーレル、クランボラウマウ ネーモル ダウン ドルーノロイ。
| sórel, | kramboráum-au | némor | dáun | drúnor-oi |
| 今日, | 走る-<双数> | <我々> | 二人 | 崖道-<与格> |
「今日は、我ら二人は崖道を崖山羊のように駆け抜ける。」
縁の人々の日常会話。双数の動詞は人称を区別しないので、主語の dáun を省けない。人称を明示するため némor を添えている。場面の枠としての時間表現は文頭に読点つきで置く。
(比喩)素早く進む
話や事態が速く展開すること。縁の人々の比喩。
kramboráuma raumvirá un keréloi.
読み:クランボラウマ ラウンヴィラー ウン ケレーロイ。
| kramboráum-a | raumvirá | un | kerél-oi |
| 素早く進む-<(軽いものが)> | 噂<主格> | 内に | 谷-<与格> |
「谷では、噂が崖山羊のように早く伝わる。」
比喩用法。書物や格言で詠まれる語調。raumvirá は「言葉」系の語として軽性。un keréloi は「谷の中で」を表す。
崖山羊(krámbo)のように、足場をうまく使いながら速く進むこと。krámbo「崖山羊」+ ráum-「歩く」の複合。字義は「崖山羊のように歩く」。縁の人々や運び人の言葉で、素早く駆け抜ける・足場を飛び移るように走り回るという意味で使う。全力の走りも含む。都の人々は「崖の者の言い方」として知ってはいるが、ふつうは使わない。比喩としては「(話・事態が)崖山羊のように素早く進む」にも使う。
自動詞・複合。完了語根は後ろの要素の ráum- が変化する(二重母音 au に -s- を足す):kramboráum- → kramboráums-。
krámbo「崖山羊」+ ráum-「歩く」の複合。複合語の規則どおり、前の要素の強勢は落ち(krámbo → krambo)、後ろの要素 ráum- の強勢だけが残る。
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