小説
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歌い止まり
歌や数えの途中で、不吉・禁忌のために歌い手が一拍だけ沈黙する所作。
tóra lundaþalá sé.
読み:トーラ ルンダサラー セー。
| tór-a | lundaþalá | sé. |
| 来る-<(軽いものが)> | 歌い止まり<主格> | この<軽性> |
「この歌い止まりが来た。」
軽性の a 語幹名詞として、指示詞 sé と軽性動詞 tóra を受ける。
祭歌・数え歌・荷担ぎ歌で、崩れた岩棚や不吉な巡りに当たったとき、歌い手が合図として一拍だけ声を切る所作を指す語。単なる失敗や息継ぎではなく、その場で歌を切り上げてやり直すための共有された停止とされる。声と数を同時にやめるため、歌の流れの中にあらかじめ沈黙の空所を想定する感覚が語に込められている。
軽性・a語幹
lundá「歌」+þál-「止まる」+-á「〜するもの(軽性)」。複合語では前の要素の強勢が落ち、派生接辞 -á が強勢をとる。
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