mír

品詞
代名詞
意味
自分(再帰)
発音
[ˈmir]
読み
ミール
分野
代名詞・指示詞・疑問詞

意味

  1. 自分(再帰)

    主語自身を受ける代名詞。「自分を・自分の・自分に」。

    lóima lourvirár ráun míres es fóndaros.

    読み:ロイマ ロウルヴィラール ラウン ミーレス エス フォンダロス。

    lóim-alourvirárráunmír-esesfóndar-os.
    唱える-<(軽いものが)>系譜読み<主格>流れ<対格>自分-<属格>から源-<属格>

    「系譜読みは、源から自分の流れを唱える。」

    祖先祀りや婚姻の場で、系譜を読み上げる様子を述べた文。属格の míres を名詞の後ろに置き、「主語自身の」という意味を表す。ráun「流れ(家系)」は重性なので、対格も主格と同じ形になる。éles と言うと、ほかの人の流れを唱えることになる。

    flúuna faronár míran.

    読み:フルーナ ファロナール ミーラン。

    flúun-afaronármír-an.
    洗う-<(軽いものが)>運び人<主格>自分-<対格>

    「運び人は自分の体を洗う。」

    再帰代名詞 mír の対格 míran が、主語自身を目的語として受けている。él を使って flúuna faronár élan と言うと、別の人を洗う意味になる。mír は主語を指し返す語なので、主格では使わない。

    lísa ínin lisárar þelán míres.

    読み:リーサ イーニン リサーラル セラーン ミーレス。

    lís-aíninlis-ár-arþel-ánmír-es.
    書く-<(軽いものが)>それぞれ<主格>書く-<〜する人>-<〜らの>名前-<対格>自分-<属格>

    「書記たちは、それぞれ自分の名を書く。」

    ínin は、どの集まりの「それぞれ」かを複数属格(lisárar)で後ろに示す。主語は一つずつに分けられているので、動詞は複数ではなく3人称単数・軽性の lísa になる。役所で証文に名を連ねる場面の言い方。

    lísa páin þelán míres sáindarei.

    読み:リーサ パイン セラーン ミーレス サインダレイ。

    lís-apáinþel-ánmír-essáindar-ei.
    書く-<(軽いものが)>誰か<主格>名前-<対格>自分-<属格>証文-<与格>

    「誰かが証文に自分の名を書いていった。」

    市の帳場で、書いた人のわからない書き込みを見つけたときの言い方。時制がないので、文脈によって「書いた」とも「書いている」とも訳せる。再帰代名詞 mír の属格 míres は主語の páin を指す。紙の証文 sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。

解説

文の主語と同じ人・ものを指し返す再帰代名詞。「自分を」「自分の」「自分に」の意味で使う。人称・性を区別しないので、私・お前・彼のどれにも、また重性の主語にも使える。目上の人が主語のときは尊敬形 aumír「御自身」を使う。

文法

主格を持たない。対 míran、属 míres、与 mírei。尊敬形は aumír(aumíran, aumíres, aumírei)。

語源

古高原語の再帰の語 *míra から。主格以外の語尾が類推で整えられた。

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