小説
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自分(再帰)
主語自身を受ける代名詞。「自分を・自分の・自分に」。
lóima lourvirár ráun míres es fóndaros.
読み:ロイマ ロウルヴィラール ラウン ミーレス エス フォンダロス。
| lóim-a | lourvirár | ráun | mír-es | es | fóndar-os. |
| 唱える-<(軽いものが)> | 系譜読み<主格> | 流れ<対格> | 自分-<属格> | から | 源-<属格> |
「系譜読みは、源から自分の流れを唱える。」
祖先祀りや婚姻の場で、系譜を読み上げる様子を述べた文。属格の míres を名詞の後ろに置き、「主語自身の」という意味を表す。ráun「流れ(家系)」は重性なので、対格も主格と同じ形になる。éles と言うと、ほかの人の流れを唱えることになる。
flúuna faronár míran.
読み:フルーナ ファロナール ミーラン。
| flúun-a | faronár | mír-an. |
| 洗う-<(軽いものが)> | 運び人<主格> | 自分-<対格> |
「運び人は自分の体を洗う。」
再帰代名詞 mír の対格 míran が、主語自身を目的語として受けている。él を使って flúuna faronár élan と言うと、別の人を洗う意味になる。mír は主語を指し返す語なので、主格では使わない。
lísa ínin lisárar þelán míres.
読み:リーサ イーニン リサーラル セラーン ミーレス。
| lís-a | ínin | lis-ár-ar | þel-án | mír-es. |
| 書く-<(軽いものが)> | それぞれ<主格> | 書く-<〜する人>-<〜らの> | 名前-<対格> | 自分-<属格> |
「書記たちは、それぞれ自分の名を書く。」
ínin は、どの集まりの「それぞれ」かを複数属格(lisárar)で後ろに示す。主語は一つずつに分けられているので、動詞は複数ではなく3人称単数・軽性の lísa になる。役所で証文に名を連ねる場面の言い方。
lísa páin þelán míres sáindarei.
読み:リーサ パイン セラーン ミーレス サインダレイ。
| lís-a | páin | þel-án | mír-es | sáindar-ei. |
| 書く-<(軽いものが)> | 誰か<主格> | 名前-<対格> | 自分-<属格> | 証文-<与格> |
「誰かが証文に自分の名を書いていった。」
市の帳場で、書いた人のわからない書き込みを見つけたときの言い方。時制がないので、文脈によって「書いた」とも「書いている」とも訳せる。再帰代名詞 mír の属格 míres は主語の páin を指す。紙の証文 sáindar は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。
文の主語と同じ人・ものを指し返す再帰代名詞。「自分を」「自分の」「自分に」の意味で使う。人称・性を区別しないので、私・お前・彼のどれにも、また重性の主語にも使える。目上の人が主語のときは尊敬形 aumír「御自身」を使う。
主格を持たない。対 míran、属 míres、与 mírei。尊敬形は aumír(aumíran, aumíres, aumírei)。
古高原語の再帰の語 *míra から。主格以外の語尾が類推で整えられた。
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