mún-

品詞
動詞(自動詞)
意味
入る
発音
[ˈmun]
読み
ムン
分野
基本動作

意味

  1. 入る

    外から内へ移動する。建物・空間・輪・谷など、対象を問わない。

    múnim un kórvo.

    読み:ムーニン ウン コルヴォ。

    mún-imunkórvo.
    入る-<私が>内に倉<対格>

    「私は倉に入る。」

    労働・帳場のような日常場面。mún-は自動詞で、入る先はun+対格で表す。一人称直説法では語根に強勢が残り、múnimとなる。

    múna torár un munándo

    読み:ムーナ トラール ウン ムナンド

    mún-atorárunmunándo
    入る-<(軽いものが)>客<主格>中に土間<対格>

    「客が土間の中へ入る。」

    日常。「入る」mún- に方向句 un+対格を添える。munándo は重性o語幹で、単数対格が主格と同形。

    glünlúin, múno duléumo un trǘlmo.

    読み:グリュンルーイン、ムーノ ドゥレウモ ウン トリュルモ。

    glünlúin,mún-oduléumountrǘlmo.
    凍りの頃,入る-<(重いものが)>下風<主格>中に裂け目<対格>

    「凍りの頃、下の風が裂け目の中へ通ってくる。」

    意味2。凍りの頃の備忘のような記述調。下の風は重性なので、動詞は3人称単数・重性の語尾をとる。un+対格で、風が裂け目の内へ通る通路を示す。重性o語幹のtrǘlmoは主格と対格が同形だが、unが対格を要求する。

  2. 入れる

    使役形 múníþ-。誰かや何かを内に入れる、中へ通す。命令形は múnís!。

    muníþim tambór un kórvo.

    読み:ムニーシン タンボール ウン コルヴォ。

    mun-íþ-imtambórunkórvo.
    入る-<〜させる>-<私が>雑穀<対格>内に倉<対格>

    「私は雑穀を倉に入れる。」

    使役形の用法。語根mún-に使役接辞-íþ-が結合し、強勢が接辞に移るため語根の ´ は消えてmuníþimとなる。入れられる物は対格、入る先はun+対格。

解説

外から内へ、境界を越えて中へ入る基本的な空間移動の動詞。建物・輪・谷・池の中など、対象を問わない。高原語の空間概念では「外から内へ」という境界の越えそのものを表す。上向き・下向き・並列のどの話し方でも使える基本的な動詞で、敬語の補充形はもたない(基本的すぎて、高める・低めるの形がまだ作られていない)。日常的に最も広く使われる「入る」の動詞。

そのほかの用例

flélau selvá si tíula es múndos snálenos

読み:フレーラウ セルヴァー シ ティーウラ エス ムンドス スナーレノス

flél-auselvásitíulaesmúnd-ossnál-en-os
漏れる-<双数>息<主格>と音<主格>から口-<属格>閉じる-<〜した・〜された>-<属格>

「閉じた口から息と音が漏れている。」

口を閉じたままで、意に反して息や音がわずかに漏れる場面。selvá「息」とtíula「音・声」の二単数主語をsiで並べ、動詞を双数-auにする。出所はes+属格の名詞句で、中心名詞múndos「口」の後に、重性・単数・属格に一致する分詞snálenos「閉じた」が続く。snál-en-osは動詞根snál-+PTCP+GENとして切る。

文法

自動詞。完了語幹 móun-(u→ou)。使役形 múníþ-(命令形 múnís!)。

語源

古高原語 *múno- から。語源不明の基本的な語根。

語幹の異形

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