小説
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繰り上がり
数え盤で、石が定め数を超えて上位の位へ送られ、位が一つ進むこと。
wéiro monáur un plánei.
読み:ウェーロ モナウル ウン プラーネイ。
| wéir-o | monáur | un | plán-ei. |
| いる<〜し終えた>-<(重いものが)> | 繰り上がり<主格> | 内に | 帳簿-<与格> |
「帳簿に繰り上がりが生じた。」
帳簿の書きつけや教示文のような、記述的でやや改まった言い方。wéir- は és- の完了相で、「〜があるようになった」「〜が生じた」という成立の含みをもつ。un は与格と組んで「〜の中に」。plána は軽性 a 語幹・語根強勢型なので、与格単数は plán-ei となり、綴りは plánei となる。
数え盤の石を数える場面で、石が上位の位へ移る瞬間を「石の昇り」として婉曲に呼ぶ語。盤上の石が五つや十などの定め数を超えて次の位へ送られる変化を描写し、加算そのものではなく位送りの瞬間を指す。石や分銅の重性を背景に持つが、意味は抽象的な帳簿語にも用いられる。
名詞。重性子音語幹。単数主格 monáur。
món「石」+áur-「昇る」の複合語。複合語では後ろの要素の強勢だけを残し、monáur の形になる。
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