pá

品詞
疑問代名詞
意味
誰
発音
[ˈpa]
読み
パ
分野
代名詞・指示詞・疑問詞

意味

  1. 誰

    人を尋ねる疑問詞。文の先頭に置き、格に応じて形を変える。

    pá éses? es pós tóres?

    読み:パー エーセス?エス ポース トーレス?

    páés-es?espóstór-es?
    誰<主格>いる-<あなたが>から何<属格>来る-<あなたが>

    「お前は誰だ。どこから来た?(なぜ来た?)」

    疑問詞は動詞の前に出る。es pós「何から」は「どこから」と「なぜ」の両方を表す。2人称を使っているので、下向きの話し方。崖道の番人が尋に最初に投げかけそうな問い。

    pán þéla endríña sé?

    読み:パーン セーラ エンドリーニャ セー?

    pánþél-aendríñasé?
    誰<対格>名乗る-<(軽いものが)>子ども<主格>この<軽性>

    「この子は何と名乗っているのか。」

    þél- は名乗る名前を対格でとるので、名前を尋ねるときは疑問詞の対格 pán を文頭に出す。子どもは軽性。指示詞 sé は名詞の後ろに置く。目上の人には使わない問い方。

    té! pá éses?

    読み:テー!パー エーセス?

    té!páés-es?
    そこの方誰<主格>いる-<あなたが>

    「そこの方!誰だ?」

    霧の中で名前を呼ぶと、その人が下の国へ引かれるとされる。そのため、名前の代わりに強勢のある té だけを言って呼びかける。後ろの問いで2人称の動詞を使っているので、同じ段か下向きの話し方。

    pá dulíþa fáron só?

    読み:パー ドゥリーサ ファーロン ソー?

    pádul-íþ-afáronsó?
    誰<主格>下る-<〜させる>-<(軽いものが)>荷<対格>この<重性>

    「この荷は誰が下ろすのだ?」

    降ろし場で荷の担い手を尋ねる言い方。疑問詞 pá を文頭に出している。人を指すので、動詞は軽性の -a をとる。目上の人には問いの形を使わず、推量法で言い換える。

    pá liséla sáindaran?

    読み:パー リセーラ サインダラン?

    pális-él-asáindar-an?
    誰<主格>書く-<〜だろう>-<(軽いものが)>証文-<対格>

    「誰が証文を書くのだろう?」

    独り言のように尋ねる文。疑問詞 pá を文頭に出し、動詞を推量法にして、ためらいや思案を表している。強勢は推量法の -él- に移る。

    pá ésa anlóur táses?

    読み:パー エーサ アンロール ターセス?

    páés-aanlóurtás-es?
    誰<主格>いる-<(軽いものが)>親<主格><あなた>-<属格>

    「お前の親は誰だ?」

    日常の問い。疑問詞 pá「誰」は文頭に出て、繋辞 és- がそのあとに続く。tás を使っているので、目下の者か子どもへの問いになる。

    pá ésa torár té?

    読み:パー エーサ トラール テー?

    páés-atorárté?
    誰<主格>いる-<(軽いものが)>来訪者<主格>あの<軽性>

    「あのよそ者は誰だ。」

    見慣れない人を見かけたときの、くだけた問い。疑問詞 pá は動詞の前に出る。指示詞 té は名詞の後ろに置き、格では形が変わらない。torár はもとは「来る者」で、招かれた客にも、土地の外から来た旅人にも使う。

    pá éses? ésim orenvandár.

    読み:パー エーセス?エーシン オレンヴァンダール。

    páés-es?és-imorenvandár.
    誰<主格>いる-<あなたが>いる-<私が>縁商人<主格>

    「「お前は誰だ。」「縁商人だ。」」

    二人の発話。崖道の番人や市の者が素性を尋ね、相手が身分を答えるやりとり。疑問詞 pá は動詞の前に出る。答えは繋辞 és- の1人称単数 ésim に職名を続けた形で、主語の代名詞は言わない。縁商人は市の札を帯びていれば、六段下りに準ずる者として扱われる。

    pá éses? ké éses dulána?

    読み:パー エーセス?ケー エーセス ドゥラーナ?

    páés-es?kéés-esdulána?
    誰<主格>いる-<あなたが><〜か>いる-<あなたが>落ちてきた者<主格>

    「お前は何者だ。上から落ちてきた者か?」

    正体のわからない相手に、警戒しながら投げかける問い。2人称と問いの小辞 ké を使っているので、下向きの話し方になる。「AはBだ」の文は繋辞を先頭に置き、主語の tás を省いて述語の dulána を後ろに続ける。上から下へ落ちてくる人の形をしたものは、高原では不吉なもの、あるいは昇れなかった魂としか考えられない。そのため、この語を人に向けるのは強い警戒と畏れの表れになる。

    pán séires? séirim séulinan.

    読み:パーン セーレス?セーリン セウリナン。

    pánséir-es?séir-imséulin-an.
    誰<対格>待つ-<あなたが>待つ-<私が>友-<対格>

    「「誰を待っている?」「友を待っている。」」

    日常のやりとり。疑問詞の対格 pán を文頭に出す。答えでは、問いの動詞を自分の人称に変えて繰り返す。

    povéra senár faronárei ré pá dulíþa fáron só.

    読み:ポヴェーラ セナール ファロナーレイ レー パー ドゥリーサ ファーロン ソー。

    povér-asen-árfaronár-eirépádul-íþ-afáronsó.
    取り調べる-<(軽いものが)>見る-<〜する人>運び人-<与格><〜と(節)>誰<主格>下る-<〜させる>-<(軽いものが)>荷<対格>この<重性>

    「「目付は運び人を取り調べ、誰がこの荷を下ろしたのかと問いただす。」」

    「取り調べる」の意味では、調べられる人を対格の目的語にとる。ré の節の中では、疑問詞 pá「誰」が動詞の前に出ている。重性の指示詞 só は、名詞 fáron の後ろに置く。

    pál reinplén, ende.

    読み:パール レインプレーン、エンデ。

    pálreinplén,ende
    立てかける<命令法>雨よけ<対格>どうぞ

    「雨よけを立ててくれ、どうぞ。」

    市でのくだけた作業指示。命令法2人称単数は語幹のみ。語幹末は音節構造に合う軟子音として保つ。目的語の雨よけは重性で主格と同形だが、対格として受ける。endeは市の取引言葉で固まった定型。

    pá hoinkráila tásan?

    読み:パー ホインクライラ ターサン?

    páhoinkráil-atás-an?
    誰<主格>出迎え-<(軽いものが)><あなた>-<対格>

    「誰があなたを出迎えるの?」

    日常会話の質問文。主語が人を指す疑問代名詞 pá なので、動詞は軽性の3人称単数で一致する。目的語の2人称単数代名詞は対格 tásan をとる。

解説

人を尋ねる疑問代名詞。軽性のa語幹として格変化する(主 pá、対 pán、属 pés、与 péi)。疑問詞は文の先頭、動詞の前に出る。pá éses?「お前は誰だ」、pán þéles?「何と名乗る」のように、2人称を使う下向きの問いでよく使う。人は数えないので、人の数を尋ねる疑問詞はない。物事を尋ねるときは pó を使う。

文法

疑問代名詞(軽性・a語幹)。主 pá、対 pán、属 pés、与 péi。

語源

古高原語 *pá から。人を尋ねる疑問代名詞として古くからある語。

語幹の異形

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する