小説
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着る
衣を体にまとう。毛織りの上着や毛皮の衣を身につける基本的な動作。
plelíþim grémo
読み:プレリーシン グレーモ
| plel-íþ-im | grémo |
| 着る-<〜させる>-<私が> | 帽子<対格> |
「私は帽子を被る。」
pl?l-「着る」は自動詞なので、対格の目的語をとるには使役形 pl?líþ- を使う。帽子 grémo は重性o語幹で、単数の主格と対格が同形。
sórel, plelíþim anrásan sé.
読み:ソーレル、プレリーシン アンラーサン セー。
| sórel, | plel-íþ-im | anrása-n | sé. |
| 今日, | 着る-<〜させる>-<私が> | 上着-<対格> | この |
「今日、私はこの上着を着る。」
自動詞 plél- に使役接尾辞 -íþ- を付け、直接目的語 anrásan を取れるようにする。使役接尾辞が強勢をとり語根の強勢は消えるため、実形は plelíþim となる。軽性a語幹の「上着」anrása は、対格では anrása-n と分析し、実形は anrásan となる。主語の代名詞は動詞の1人称語尾 -im で示されるため、文では言わない。
na pléla sélvan þelasnélan sé.
読み:ナ プレーラ セルヴァン セラスネーラン セー。
| na | plél-a | sélvan | þelasnél-an | sé. |
| <〜ない> | 着る-<(軽いものが)> | セルヴァン<主格> | 頭巾-<対格> | この<軽性> |
「セルヴァンはこの頭巾を身につけない。」
記録や叙述のような中立的な文。否定は動詞の直前に na を置く。plél- は自動詞なので、目的語を伴う他動詞用法は使役 -íþ- で作る。改まった婉曲語 þelasnéla は、礼装を記録する文脈でも用いられる。
衣を身につける。解いた布や毛織りの上着、毛皮の衣を体にまとう動作を言う。高原は冷涼で、毛山羊の毛織りと獣の毛皮が主な衣料であり、朝の炉ばたで衣をまとう動作は毎日の始まりの儀礼に近く、改まった場では詩の句を添えて言うことがある。重ね着の文化では、上から(外側から)着るときは an+与格(an rásai「衣の上に」)、下から(内側から)着るときは du+与格(du rásai「衣の下に」)で方向を添える。脱ぐ salkráil-「外に解く」の対義語。
自動詞。他動詞(〜を(人に)着せる)は使役 plélíþ-。完了相は語根の e→ee(pléel-)。
古高原語 *plélos「(布を)広げる・解く」から。布を体の上に解き広げる動作の語根で、salkráil-「外に解く(脱ぐ)」の対義語として定着した。
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