seiraldár

品詞
名詞
意味
待席
発音
[seiralˈdar]
読み
セイラルダール
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 待席(席あけ)

    帰りを待つ者の席・寝床・壁の釘を、その人の分として空けておく作法。

    na véilimor seiraldáran.

    読み:ナ ヴェーリモル セイラルダーラン。

    navéil-imorseiraldár-an
    <〜ない>忘れる-<我々が>待席-<対格>

    「我らは、待席の作法を忘れない。」

    共同体で作法を守る言い方。na は直説法の否定。動詞語尾 -imor により 1 人称複数主語を明示し、主語代名詞は必要ない。seiraldár は「作法」として抽象用法で、対格 seiraldáran を取る。

  2. 待たれている席・寝床・釘

    帰還を前提に空けて置かれた席・寝床・壁の釘そのもの。

    ésa seiraldár toráres véun.

    読み:エーサ セイラルダール トラーレス ヴェウン。

    és-aseiraldártorár-esvéun
    いる-<(軽いものが)>待席<主格>客-<属格>空の

    「客の待席が空いている。」

    家中の場の状況報告。存在・述語の文で、主語 seiraldár が軽性単数なので動詞は ésa。torár の属格 toráres が「誰の分の席か」を示す。形容詞 véun は属格より後ろにあるため、名詞句の外に出て述語と読む。

    ké sénes seiraldáran némes?

    読み:ケー セーネス セイラルダーラン ネーメス?

    késén-esseiraldár-anném-es
    <〜か>見る-<あなたが>待席-<対格><私>-<属格>

    「私の待席が見えるか。」

    日常会話で、目の前や見覚えの席を確かめる問い。ké が文頭に立つ。seiraldár は軽性単数で、目的語には -an が付く。所有表現は、対格の seiraldáran の後ろに 1 人称属格 némes を置く。

解説

séir-「待つ」と aldár「座」による複合名詞。単に空席があるのではなく、帰りを待つ者の座・寝床・壁の釘を、その人の分として整え、空けたままにしておく作法およびその対象を指す。都では礼法・帳簿・儀礼の言葉として、人の段と席の位置を保つ「取り分けられた空位」として用いられ、家庭では帰還予定者・客人・行方知れずの者を前にした場の整えを表す。寝床を「敷いたままにする」や壁の釘に衣の位置だけを残すような行為も含む。

文法

名詞。複合語。中心語 aldár が軽性子音語幹なので、軽性子音語幹。

語源

séir-「待つ」+ aldár「座」。

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