小説
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目が止まる
驚き・意外さで目が動きを止め、硬く見開かれる。瞼が「硬くなる」ことの比喩。
ái! senkráno senó némes.
読み:アイ!センクラーノ セノー ネーメス。
| ái! | senkrán-o | senó | ném-es. |
| おや! | 目が止まる-<(重いものが)> | 目<主格> | <私>-<属格> |
「おや!私の目が、思わず見開かれた。」
驚きの感嘆詞 ái を添えた日常の言い方。身体部位の所有は名詞に属格代名詞を後接する。主語が単数の目なので、動詞は重性3SG.HV。両目を指す文脈では双数の主語形も取りうる。
lóima kelár loimán, senkráno senó keláres.
読み:ロイマ ケラール ロイマーン、センクラーノ セノー ケラーレス。
| lóim-a | kel-ár | loim-án, | senkrán-o | senó | kel-ár-es. |
| 唱える-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人> | 詞-<対格>, | 目が止まる-<(重いものが)> | 目<主格> | 伐る-<〜する人>-<属格> |
「樵が詞を唱えると、樵の目は思わず見開かれた。」
儀礼の詞を唱える場面を想定した文。森の言葉ではこの語が通常の言い方として使われ、宮廷では「目が硬くなる」という語感が粗野に響くため、婉曲的な言い方に置き換えることがある。loimán は loimá「詞」の対格。
驚き・意外さで目が動きを止め、硬く見開かれること。senkrémb-(瞬く・目を閉じる)とは正反対の動きで、瞼が「止まり、硬くなる」ことで目が開いたままになる。森の言葉ではこの形がふつうの言い方であり、森の巫の伐り出しの詞で、木に向かって「斧を止めるな」と唱えるのと同じ「止まる」の感覚を使う。宮廷では「目が硬くなる」という語感が粗野に聞こえるため、婉曲の言い方に置き換えることがある。
自動詞。複合語なので、前の要素 senó の強勢が落ち、krán の強勢(á)が残る。完了語幹は a→ai の母音交替で senkráin-。
senó「目」+krán「硬い」の複合動詞。驚きで目が動きを止め、硬くなる様子から。
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