小説
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あそこ
話し手から離れた場所。
fléira ausenár du téndo.
読み:フレーラ アウセナール ドゥ テンド。
| fléir-a | au-sen-ár | du | téndo. |
| お出ましになる-<(軽いものが)> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人> | 下手 | あそこ<対格> |
「目付殿はあちら(下手のあそこ)へお出ましになる。」
離れた場所へ行く目上の人の行き先を教える文。téndo も séndo と同じく重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。du+対格で「下手のあそこへ」と言う。人を指さすのは避けられるので、ふつうは言葉で場所を示す。
tór an téndo, faronár.
読み:トール アン テンド、ファロナール。
| tór | an | téndo, | faronár. |
| 来る<命令法><あなたが> | 上手 | あそこ<対格> | 運び人 |
「あそこへ上って来い、運び人。」
下向きの命令。命令法2人称単数は、語幹をそのまま使う。行き先は an+対格で「上手のあそこへ」と言う。相手への呼びかけには呼格を使わず、役職名を文末に読点で区切って添える。
ésa árnel mór téndo.
読み:エーサ アルネル モール テンド。
| és-a | árnel | mór | téndo. |
| いる-<(軽いものが)> | 木<主格> | 大きい | あそこ |
「あそこに大きな木がある。」
存在の文は「és-+主語+場所」の順に言う。立ち木は軽性なので、繋辞は ésa になる。形容詞 mór は軽性・単数・主格で、一致の語尾はつかない。道案内などで日常よく使う言い方。
sén fóurelan rúsan téndo.
読み:セーン フォーレラン ルーサン テンド。
| sén | fóurel-an | rús-an | téndo. |
| 見る<命令法><あなたが> | 香の木-<対格> | 赤い-<軽性・対格> | あそこ |
「あそこの赤い香の木を見ろ。」
下向きの命令法2単数(むき出しの語幹 sén)。香の木 fóurel は赤い樹皮をもつ木で、生えているあいだは軽性なので、形容詞も軽性の対格 -an で一致する。形容詞は名詞のすぐ後ろに置く。
話し手から離れた場所を指す場所の指示詞。séndo と対になり、同じく格変化する。前置詞なしの対格で「あそこへ」と言える。霧の中では人の名を呼ばない代わりに、téndoi「あそこの」と場所で人を指すこともある。
重性・o語幹。主・対 téndo、属 téndos、与 téndoi。
遠称の指示詞 té +場所名詞を作る -ándo。*té-ándo が縮んだ形。
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