traimlisá

品詞
名詞(軽性・a語幹)
意味
年代記
発音
[traimliˈsa]
読み
トゥライムリサー
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 年代記

    書の司が書き継ぐ王国の年代記。

    ésa traimlisá lísen lisárar.

    読み:エーサ トラインリサー リーセン リサーラル。

    és-atraimlisálís-enlis-ár-ar.
    いる-<(軽いものが)>年代記<主格>書く-<〜した・〜された>書く-<〜する人>-<〜らの>

    「年代記は書記たちの手で書かれている。」

    受け身にあたる「és-+主語+分詞」の文で、分詞の後ろの属格が「〜によって」を表す。traimlisá は紙に書かれるので軽性で、分詞 lísen は軽性・単数・主格の形(語尾なし)になる。ふつうは、書の司が書き継ぐ王国の年代記を指す。

    ésa traimlisá áuren an sóndelail.

    読み:エーサ トラインリサー アウレン アン ソンデライル。

    és-atraimlisááur-enansóndel-ail.
    いる-<(軽いものが)>年代記<主格>昇る-<〜した・〜された>上手書物-<〜らに>

    「年代記はあらゆる書物の中でいちばん尊い。」

    「いちばん〜」は「an+同じ仲間の複数与格」で言う(直訳は「書物たちの上手に高い」)。書かれた言葉を重んじる王国で、年代記が書物の頂に置かれていることを表す。

    lísa lisár traimlisán anaurímes

    読み:リーサ リサール トラインリサーン アナウリーメス

    lís-alis-ártraimlis-ánanaurím-es
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>年代記-<対格>上手の高み-<属格>

    「書記は「上手の高み」の年代記を書く。」

    公的書物の文。改まった正式名を属格に用いて「上手の高みの年代記」とする。口頭の常談では análor が多く、anaurím は書式語として残る。traimlisá は軽性 a語幹として対格 -án をとる。

  2. 年ごとの記録

    湖畔の都市などが残した、年ごとの記録。

    ésa traimlisá véinoros trúum.

    読み:エーサ トラインリサー ヴェーノロス トルーン。

    és-atraimlisávéinor-ostrúum.
    いる-<(軽いものが)>年ごとの記録<主格>湖-<属格>古びた

    「湖畔の年ごとの記録は古びている。」

    統一より前に湖畔の都市が残した年ごとの記録を指す用法。こうした記録の断片をつなぎ合わせたものが「前の書」になる。名詞句は「名詞–属格」の順に並び、述語の形容詞 trúum は軽性・主格の形をとる。

    selvána rainiþár ré ésa traimlisá sé fóndel.

    読み:セルヴァーナ ライニサール レー エーサ トラインリサー セー フォンデル。

    selván-arainiþ-árréés-atraimlisáséfóndel.
    おっしゃる-<(軽いものが)>教える-<〜する人><〜と(節)>いる-<(軽いものが)>年ごとの記録<主格>この<軽性>古い

    「この年ごとの記録は由緒あるものだと、師はおっしゃる。」

    学び舎での言い方。fóndel は「由緒ある古さ」を表す形容詞で、trúum「古びた」とは含みが違う。師を高めて「言う」の尊敬の補充形 selván- を使っている。

解説

年ごとの出来事を書き継ぐ記録を指す軽性名詞。中心となるのは書の司の王国年代記で、毎年の記事を「統一より何年、〈称えの語〉の高き座の何年」の定型で書き出す。

文法

①型。強勢は lisá の部分に置く

語源

tráimel「年」+lisá「字」。「年ごとの字」。

語幹の異形

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