tráimel

品詞
名詞
意味
年
発音
[ˈtraimel]
読み
トゥライメル
分野
時間・空間・方向

意味

  1. 年

    十の灯の昇る日から、次に昇る日までのひとめぐり。

    tóra tráimel ível, dulíþan kelárai gandér.

    読み:トーラ トライメル イーヴェル、ドゥリーサン ケラーライ ガンデール。

    tór-atráimelível,dul-íþ-ankel-ár-aigandér.
    来る-<(軽いものが)>年<主格>新しい下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>硬木<対格>

    「新しい年が来て、樵たちは硬木を下ろす。」

    暦と仕事の流れを説明する文。年は乾風期の初めに始まり、硬木の最初の下ろしもこの時期に行われる。tráimel は軽性の子音語幹で、形容詞 ível はその後ろに置いて一致させる。主節は二つ並んでいるので、あいだに読点を打つ。

    dulíþan kelárai dáumbar gandérul tráimelei sé.

    読み:ドゥリーサン ケラーライ ダウンバル ガンデールル トライメレイ セー。

    dul-íþ-ankel-ár-aidáumbargandér-ultráimel-eisé.
    下る-<〜させる>-<彼らが>伐る-<〜する人>-<〜たちが>二十硬木-<〜たちを>年-<与格>この<軽性>

    「この年、樵たちは硬木を二十本下ろした。」

    年代記や森の司の記録に見られる書き方。「この年に」は、与格 tráimelei に指示詞 sé を添えて言う。九十九までの数詞は名詞の前に置き、三以上なら名詞を複数にする。重性の複数対格は -ul になる。

  2. 年齢・年数

    数詞と組んで、生きてきた年の数や経った年月を表す。

    ésa endríña sé nél tráimelar.

    読み:エーサ エンドリーニャ セー ネール トライメラル。

    és-aendríñasénéltráimel-ar.
    いる-<(軽いものが)>子ども<主格>この<軽性>七年齢・年数-<〜らの>

    「この子は七つだ。」

    年齢は「数詞+tráimel の複数属格」で、「何年の(者)」として言う。目上の人は数で数えるのが失礼とされるので、この言い方はおもに子どもや目下の者、家畜などに使う。

    dúlan téir tráimelai, na tóra séulin némes.

    読み:ドゥーラン テール トライメライ、ナ トーラ セウリン ネーメス。

    dúl-antéirtráimel-ai,natór-aséulinném-es.
    下る-<彼らが>三年齢・年数-<〜たちが><〜ない>来る-<(軽いものが)>友<主格><私>-<属格>

    「三年が過ぎたが、私の友は来ない。」

    年月が経つことは、川の水が下るのにたとえて dúl-「下る」で言う。時制がないので、「過ぎた」ことは文脈から読みとる。三以上の数詞の後ろでは、名詞は複数になる(tráimelai)。動詞はこの複数の主語に一致して、3人称複数の -an をとる。

解説

年。乾風期の初めの明け方に十の灯がはじめて見えた日から、次に見える日までをひとめぐりとする。年は二通りに数える。統一から数える統一紀年と、今の王が座についてから数える即位紀年である。数詞と組むと、二年は双数、三年以上は複数になる(téir tráimelai「三年」)。

文法

軽性・子音語幹(②型)。複数 tráimelai、双数 tráimelau。

語源

語源ははっきりしない。古い詩では「巡り」の意味で使われている。

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