小説
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歩幅
一歩分の足跡幅。足から足までの間隔。
éso fáron gróm, esós éso tromsnór nalóun.
読み:エーソ ファーロン グローン、エソース エーソ トロンスノール ナローン。
| és-o | fáron | gróm, | esós | és-o | tromsnór | nalóun. |
| いる-<(重いものが)> | 荷<主格> | 重い, | だから | いる-<(重いものが)> | 歩幅<主格> | 短い |
「荷が重いので、歩幅は短い。」
荷場での日常の言い方。荷の重さを見積もる場で、足から足の間隔が短くなることを言う。身分の「段」ではなく、歩幅を意味するtromsnórの直義。
na vándim tromsnórul faronárar, salóur vándim fáron.
読み:ナ ヴァンディン トロンスノールル ファロナーラル、サロール ヴァンディン ファーロン。
| na | vánd-im | tromsnór-ul | faronár-ar, | salóur | vánd-im | fáron. |
| <〜ない> | 量る-<私が> | 歩幅-<〜たちを> | 運び人-<〜らの>, | しかし | 量る-<私が> | 荷<対格> |
「運び人たちの歩幅は量らず、荷を量る。」
帳場や書面の作法を示す文。人の歩みを直接量るのではなく、荷の重さを見積もる。salóurは流れを変える逆接。tromsnórulは重性子音語幹の複数対格で主格と同形、faronárarは運び人の複数属格。
歩みの癖
足跡の幅の乱れ・揃い方から読み取れる、その人の歩き方の癖。
éso tromsnór só póilma faronáres.
読み:エーソ トロンスノール ソー ポイルマ ファロナーレス。
| és-o | tromsnór | só | póilma | faronár-es. |
| いる-<(重いものが)> | 歩みの癖<主格> | この<重性> | 仕草<主格> | 運び人-GEN. |
「この歩みの癖は、運び人の所作だ。」
書物語や解説でtromsnórの比喩用法を言い換える文。述語名詞póilmaは自分の性・主格のまま置かれる。tromsnór第二の義「歩みの癖」を明示する。
足跡と足跡の幅として、一歩の間隔を言い表す語。単に歩いた距離ではなく、段・斜面・石畳で足を置く癖、荷の左右のかたより、履物の型まで痕として読み取る。改まった書では人の歩みを直接計る語として避け、道行き・運び人の等級・荷の重さを見積もる場で使う。身分の「段」とは別の語。
重性・子音語幹。単数主格・対格同形。
tromó「足跡」+ snór「幅」の複合。語頭のtrom-はtromóの縮約形。
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