virsnál-

品詞
動詞(自動詞)
意味
口をとがらせる(言葉を閉じる)
発音
[virˈsnal]
読み
ビルスナール
分野
身体

意味

  1. 口をとがらす

    唇を前に突き出して小さく結ぶ。不満・不機嫌・嫌悪・集中を表す無音の表情。

    mé virsnálir társ

    読み:メー ヴィルスナーリル タルス

    mévirsnál-irtárs
    <禁止・願いの打ち消し>口をとがらせる-<皆で〜せよ><あなたがた・主格>

    「あなたたちは口をとがらせるな。」

    複数への禁止。命令法第二人称複数は語幹に -ir をつける。na ではなく mé を使う。改まった場では、口をとがらせたままでは「言葉が昇らない」状態とされて好ましくない。

  2. 言葉を閉じる

    口から言葉(息)が昇る道を閉ざす。音を立てずに気持ちを内に留めるさま。

    virsnáles tás si na víres virán

    読み:ヴィルスナーレス タース シ ナ ヴィーレス ヴィラーン

    virsnál-estássinavír-esvir-án
    口をとがらせる-<あなたが><あなた・主格>CONN<〜ない>言う-<あなたが>言葉-<対格>

    「あなたは口をとがらせ、ひとことも言わない。」

    「言葉を閉じる」意を、物を言わない述語節で明示する文。主語を繰り返さず、同じ聞き手への否定節も人称語尾 -es を保つ。na は文ではなく動詞の直前に来る。

解説

唇を前に突き出して小さく結ぶ仕草。もとは「言葉を閉じる」つまり口から言葉(息)が上へ昇る道を閉ざすことで、高原では言葉は息であり上へ昇るものなので、口をとがらせることは「言葉が昇れない状態」を指す。不満・嫌悪・集中を表す無音の表情。改まった場では「言葉が昇らない」動作として失礼とされ、くだけた場や、わざと音を立てずに気持ちを表すときに使われる。森の言葉では「口をとがらす」の意のままに通用するが、都の人には比喩の層が厚く聞こえる。

文法

自動詞(複合動詞)。3人称単数は軽性・重性を区別するが、主語が人(軽性)なので実際には常に軽性の形(virsnála)をとる。完了相は第二要素の母音 a → ai で変わる(virsnáil-)。第一要素 vir- は不変。

語源

virá「言葉」(語根 vir-)+snál-「閉じる」。言葉(息)が上へ昇る道を閉ざす、という高原の言葉観に基づく婉曲的な複合。

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