小説
左の目次から話を選んでください。
口をとがらす
唇を前に突き出して小さく結ぶ。不満・不機嫌・嫌悪・集中を表す無音の表情。
mé virsnálir társ
読み:メー ヴィルスナーリル タルス
| mé | virsnál-ir | társ |
| <禁止・願いの打ち消し> | 口をとがらせる-<皆で〜せよ> | <あなたがた・主格> |
「あなたたちは口をとがらせるな。」
複数への禁止。命令法第二人称複数は語幹に -ir をつける。na ではなく mé を使う。改まった場では、口をとがらせたままでは「言葉が昇らない」状態とされて好ましくない。
言葉を閉じる
口から言葉(息)が昇る道を閉ざす。音を立てずに気持ちを内に留めるさま。
virsnáles tás si na víres virán
読み:ヴィルスナーレス タース シ ナ ヴィーレス ヴィラーン
| virsnál-es | tás | si | na | vír-es | vir-án |
| 口をとがらせる-<あなたが> | <あなた・主格> | CONN | <〜ない> | 言う-<あなたが> | 言葉-<対格> |
「あなたは口をとがらせ、ひとことも言わない。」
「言葉を閉じる」意を、物を言わない述語節で明示する文。主語を繰り返さず、同じ聞き手への否定節も人称語尾 -es を保つ。na は文ではなく動詞の直前に来る。
唇を前に突き出して小さく結ぶ仕草。もとは「言葉を閉じる」つまり口から言葉(息)が上へ昇る道を閉ざすことで、高原では言葉は息であり上へ昇るものなので、口をとがらせることは「言葉が昇れない状態」を指す。不満・嫌悪・集中を表す無音の表情。改まった場では「言葉が昇らない」動作として失礼とされ、くだけた場や、わざと音を立てずに気持ちを表すときに使われる。森の言葉では「口をとがらす」の意のままに通用するが、都の人には比喩の層が厚く聞こえる。
自動詞(複合動詞)。3人称単数は軽性・重性を区別するが、主語が人(軽性)なので実際には常に軽性の形(virsnála)をとる。完了相は第二要素の母音 a → ai で変わる(virsnáil-)。第一要素 vir- は不変。
virá「言葉」(語根 vir-)+snál-「閉じる」。言葉(息)が上へ昇る道を閉ざす、という高原の言葉観に基づく婉曲的な複合。
左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。
左の目次から課を選んでください。
左の一覧から選んでください。
高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。
左の目次から話を選んでください。
小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。