dulþól-

品詞
動詞
意味
息を伏せ殺す
発音
[dulˈθol]
読み
ドゥルドール
分野
基本動作

意味

  1. 息を伏せ殺す

    息を下へ伏せて立ち上らせないようにし、気づかれないように気配を断つ。

    dulþól selván nébroi!

    読み:ドゥルソール セルヴァーン ネーブロイ!

    dulþólselv-ánnébr-oi!
    息を伏せ殺す<命令法><あなたが>息-<対格>霧-<与格>

    「霧の中では、息を伏せ殺せ。」

    霧の中で気配を断つよう命じる、一人称への日常の命令文。命令の二人称単数はむき出しの語幹で言う。場所としての霧は前置詞を伴わない与格で表す。

    dulþóla éndra selván nébroi.

    読み:ドゥルソーラ エンドラ セルヴァーン ネーブロイ。

    dulþól-aéndraselv-ánnébr-oi.
    息を伏せ殺す-<(軽いものが)>人<主格>息-<対格>霧-<与格>

    「人は霧の中で息を伏せ殺す。」

    習俗や一般の行為について記す直説法。総称的な主語「人」を軽性の単数として受け、無時制で習慣的な行為を表す。目的語の「息」と場所の与格が文の後半に続く。

解説

「下る」と「息を止める」を複合した動詞。高原では息は本来上へ昇る軽いものと考えられるため、息を殺すとは息を下へ伏せて立ち上らせないこと、という発想をそのまま語形にしている。隠れる、気配を断つ、危険を避ける、人に見つからずに物音をたてる場面で日常に使われる。単に息を止める þól- と違い、息を下へ伏せて音・熱・匂い・息の立ち上りを外へもれぬようにする動作として定着している。

文法

複合動詞。人主語で selván を目的語にとる。完了語根は dulþóol。

語源

dul-「下る」+ þól-「息を止める」。息を上へ昇らせず、下へ伏せるという高原の息観を複合語に残す。

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