funelár

品詞
名詞
意味
綱番
発音
[funeˈlar]
読み
フネラール
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 綱番

    綱場で荷を上げ下ろしし、その荷を預かる役の者。

    lúin kruntiúlo marfúnel, þalíþa funelár fáron.

    読み:ルーイン クルンティウーロ マルフーネル、サリーサ フネラール ファーロン。

    lúinkruntiúl-omarfúnel,þal-íþ-afunelárfáron.
    とき支えが軋む-<(重いものが)>腕木<主格>止まる-<〜させる>-<(軽いものが)>綱番<主格>荷<対格>

    「「腕木が軋むと、綱番は荷を止める。」」

    現場の定型的操作。þal-「止まる」に使役接尾辞-íþ-が付いたþalíþ-「止める」を用いる。主語funelárは軽性・単数、目的語fáronは重性・単数で対格が主格と同形。

    funelkráila fáron funelárei

    読み:フネルクライラ ファーロン フネラーレイ

    funelkráil-afáronfunelár-ei
    綱に持つ-<(軽いものが)>荷<対格>綱番-<与格>

    「綱番が荷を綱に引き受けている。」

    縁の肩で、荷の引き受けを言う言い方。動詞 funelkráil- では引き受け手 funelár は主格ではなく与格 funelárei で示す。語彙パターンの語順に従い、対象 fáron が引き受け手 funelárei に先立つ。目的語 fáron は重性名詞で、対格は無標識。

    dulíþa funelár funelfáron.

    読み:ドゥリーサ フネラール フネルファーロン。

    dul-íþ-afunelárfunelfáron.
    下る-<〜させる>-<(軽いものが)>綱番綱荷<対格>

    「綱番が綱荷を下ろす。」

    日常の降ろし作業の文。基本語順はVSO。主語 funelár は軽性の名詞なので、動詞は3人称単数軽性の -a をとる。funelfáron は、荷が単に置かれているだけでなく、綱臂・巻胴などの綱場の操作に組み込まれて吊り下ろす対象になった荷を指す。重性名詞の単数の対格は無標なので、目的語でも funelfáron の形のままになる。

解説

綱場で荷を吊り上げ吊り下ろす役の者。旧道が使われていたころ、funelór の綱場を受け持った炉の役で、綱で上げ下ろしした荷は、相手に引き渡すまで綱番の預かりとされた(綱の決まり)。旧道の上り口の碑には「綱番は、綱が下ろす荷を預かるべし」と刻まれている。今の funelór では、役の中身を失って、炉の呼び名として残っている。

文法

軽性・子音語幹(②型)。対 funeláran、属 funeláres、与 funelárei、複 funelárai。綴りは〈funelara〉。

語源

fúnel「綱」+行為者の接尾辞 -ár。faronár「運び人」と同じ作り。

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