glüníño

品詞
名詞
意味
薄氷
発音
[glyˈniɲo]
読み
グリュニーニョ
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 薄氷

    張りはじめの、乗れない薄い氷。

    mé ráum glüníñoi!

    読み:メー ラウン グリュニーニョイ!

    méráumglüníñ-oi!
    <禁止・願いの打ち消し>歩く<命令法><あなたが>薄氷-<与格>

    「「薄氷の上を歩くな!」」

    親が子に言う、ありふれた禁止の言い方。禁止は mé + 命令法で言う。glüníño は道のりの対格で、「どこを歩くか」を表す。重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。

    raumíre endríña glüníñoi, bruuméla du ílmo.

    読み:ラウミーレ エンドリーニャ グリュニーニョイ、ブルーメーラ ドゥ イルモ。

    raum-ír-eendríñaglüníñ-oi,bruum-él-aduílmo.
    歩く-<もし〜なら>-<(軽いものが)>子ども<主格>薄氷-<与格>落ちる-<〜だろう>-<(軽いものが)>下手水<対格>

    「「子どもが薄氷の上を歩けば、水に落ちるだろう。」」

    凍りの頃の事故を戒める文。条件の節は動詞を仮定法にするだけで作り、帰結の節は推量法で言う。水に落ちることは「下へ引かれる」恐ろしい出来事とされるので、du + 対格「下手へ」を使う。主語は人なので、動詞は軽性の形をとる。

  2. 危うい足場

    いつ崩れるかわからない立場や約束の比喩。

    ésa sáindar sé tráumo, na ésa glüníño.

    読み:エーサ サインダル セー トラウモ、ナ エーサ グリュニーニョ。

    és-asáindarsétráumo,naés-aglüníño.
    いる-<(軽いものが)>証文<主格>この<軽性>確かな足場<〜ない>いる-<(軽いものが)>危うい足場

    「この証文は渡り氷だ、薄氷ではない。」

    縁の市で、約束が確かなことを請け合う決まり文句。tráumo と glüníño を対にして言う。証文 sáindar は紙に書かれたものなので軽性で、繋辞は -a、指示詞は軽性の sé をとる。

    lúin éso nébro, ésa þondá glüníño.

    読み:ルーイン エーソ ネーブロ、エーサ ソンダー グリュニーニョ。

    lúinés-onébro,és-aþondáglüníño.
    ときいる-<(重いものが)>霧<主格>いる-<(軽いものが)>誓い<主格>危うい足場

    「霧の出ているときの誓いなど、薄氷のようなものだ。」

    諺めいた言い方。霧期に立てた誓いは祖先に届かず、無効とされる。そのことを、いつ割れるかわからない薄氷にたとえている。「〜とき」の節は lúin で始め、主節の前に置く。主語 þondá は軽性なので、繋辞は -a をとる。述語の名詞 glüníño は主語の性に合わせない。

    ráumes glüníñoi.

    読み:ラウメス グリュニーニョイ。

    ráum-esglüníñ-oi.
    歩く-<あなたが>薄氷-<与格>

    「「お前は薄氷の上を歩いているぞ。」」

    危うい立場にいる相手をいさめる慣用句。glüníño は道のりの対格。2人称を使うので、目下の相手や親しい相手に言う。「渡り氷を歩く」と言えば、確かな立場にいることになる。

解説

凍りの頃のはじめに湖に張る、張りはじめの薄い氷。乗ることのできない氷で、子どもにも近づかせない。比喩として、危うい立場や、いつ崩れるかわからない取り決めを言う。

文法

重性・o語幹(④型)。属 glüníños。

語源

glünó「氷」+指小辞 -íño(重性)。「小さな氷」の意。

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