klóno

品詞
名詞
意味
膝
発音
[ˈklono]
読み
クロノ
分野
身体

意味

  1. 膝

    脚の曲がる関節。両膝は双数 klónou。

    léima faronár klóno du ausenárei.

    読み:レーマ ファロナール クローノ ドゥ アウセナーレイ。

    léim-afaronárklónoduau-sen-ár-ei.
    置く-<(軽いものが)>運び人<主格>膝<対格>下手<お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>-<与格>

    「運び人は目付殿の下手で膝をつく。」

    目上の人の前で頭を低くする作法の描写。「膝をつく」は léim-「置く」+膝の対格 klóno で言う。klóno は重性o語幹なので、対格は主格と同じ形。du+与格「〜の下手で」は、相手より低い位置に身を置くことを表す。目付は役職名に au- をつけて高める。

    ké glǘno klóno táses? glǘno.

    読み:ケー グリューノ クローノ ターセス?グリューノ。

    kéglǘn-oklónotás-es?glǘn-o.
    <〜か>凍る-<(重いものが)>膝<主格><あなた>-<属格>凍る-<(重いものが)>

    「「膝が冷えるか?」「冷える。」」

    二人の発話。家の中で、年長の者を気づかう日常のやりとり。はい・いいえで答える問いは文頭の ké で作り、答えは動詞を繰り返す。動詞は重性の klóno に一致しているので、答えでも人称は変わらず glǘno のまま。

    klonéro klóno só.

    読み:クロネーロ クローノ ソー。

    klonér-oklónosó.
    膝が抜けてよろける-<(重いものが)>膝<主格>この<重性>

    「この膝が抜けてよろけた。」

    書物のような簡潔な文。体の部位を主語に取る用法で、完全に倒れるのではなく、一瞬だけ膝が抜けて踏ん張れる状態を指す。

    ké dunþrémo klóno táses?

    読み:ケー ドゥンスレーモ クローノ ターセス?

    kédunþrém-oklónotás-es?
    <〜か>腫れる-<(重いものが)>膝<主格><あなた>-<属格>

    「あなたの膝は腫れていますか。」

    日常会話。はい/いいえの問いは ké を文頭に置く。対等・下向きの表現で、目上の人には ké と直接の質問は使わない。所有者は 2人称単数属格 táses。

    éso samonþóvo klónoi némes.

    読み:エーソ サモンソーヴォ クローノイ ネーメス。

    és-osamonþóvoklón-oiném-es.
    いる-<(重いものが)>あざ<主格>膝-<与格><私>-<属格>

    「私の膝にあざがある。」

    日常会話で用いられる存在文。体部位を与格に置き、持ち主を属格代名詞で後置する。samonþóvo は皮膚を破っていない痕を中性に指す語で、開いた傷には使わない。

    láma ólmar klóno némes.

    読み:ラーマ オルマル クローノ ネーメス。

    lám-aólmarklónoném-es.
    掌でさする-<(軽いものが)>年長者<主格>膝<対格><私>-<属格>

    「年長者が私の膝を掌でさする。」

    世話・手当ての場面として自然な言い方。目的語は膝。膝は重性o語幹で、目的語も主格と同形。所有は名詞に後置した代名詞の属格で示す。

    bóndim klónou némes si táulim fáron.

    読み:ボンディン クローノウ ネーメス シ タウリン ファーロン。

    bónd-imklón-ouném-essitául-imfáron
    曲げる-<私が>膝-<双数・対格><私>-<属格>と取る-<私が>荷<対格>

    「私は膝を曲げて、荷物を取る。」

    日常の荷上げの場面。膝 klóno は体部語として重性で、二つの膝を指す双数 klónou を直接目的語に取る。所有は名詞の後ろに人称代名詞の属格 némes を置く。si で二つの述語を並列し、主語は動詞の人称語尾だけで示す。

    klonéro fáron só faronáran.

    読み:クロネーロ ファーロン ソー ファロナーラン。

    klon-ér-ofáronsófaron-ár-an.
    膝-<〜でする>-<(重いものが)>荷<主格>この<重性>荷-<〜する人>-<対格>

    「荷が運び人の膝を抜く(運び人をよろめかせる)。」

    市や道での日常で使える他動詞用法。主語「荷」が重性なので動詞は3人称単数・重性の語尾 -o をとる。目的語「運び人」は軽性子音語幹名詞の対格 -an をとる。

解説

膝。目上の人の前で体を低くするとき、膝を折って座の高さを下げる。klóno dulíþa「膝を下ろす」は跪くことの決まった言い方。

文法

名詞・重性・o語幹。属 klónos、与 klónoi、双 klónou、複 klónul。

語源

古高原語 *klóno- から

語幹の異形

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