小説
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壁(立ち石)
石を積み上げて垂直に立たせた構造物。改まった場や詩で、石が重力に逆らって立っているという見方を込めて使う。
bróla éndra monþór.
読み:ブローラ エンドラ モンソール。
| bról-a | éndra | monþór |
| 作る-<(軽いものが)> | 人<主格> | 壁<対格> |
「人は壁を作る。」
動作文。重性名詞 monþór は単数対格で主格と同形になるため、語順 VSO が目的語を示す手がかりになる。動詞 bról-a は主語 éndra(軽性)に一致する。
lísa lisár símbo monþóros.
読み:リーサ リサール シンボ モンソーロス。
| lís-a | lis-ár | símbo | monþór-os |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 印<対格> | 壁-<属格> |
「書記は壁の印を書く。」
記録・帳簿向き。目的語的名詞句「壁の印」は、中心語 símbo の後ろに属格 monþóros を置く。monþór の単数属格は monþóros。
壁。字義は「立ち石」(món「石」+þór-「立つ」)。高原の信仰では重いものは下へ(dul-)行くものとされるが、壁は石を積み上げて下がるのを拒み、垂直に「立つ」構造物である。この語は、重力に逆らって石を立たせた人間の技と労力を込めて使う表現で、改まった場や詩、壁の役割(境界・防御・区切り)を強調する描写に好まれる。森の言葉では、古い主格語尾 -a が残る形 monþóra を聞くこともある。単に立っている石(món)や、積み上げた構造物としての壁を指す。
重性・子音語幹(③型)
món(石)+ þór-(立つ)の複合語。前の要素の強勢は落ちる。
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