小説
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霧上げ
霧が上へ取り上げられ、雲へと変わる自然現象そのもの。
ké sénes nebroauró só?
読み:ケー セーネス ネブロアウロー ソー?
| ké | sén-es | nebroauró | só |
| <〜か> | 見る-<あなたが> | 霧上げ<対格> | この<重性> |
「お前は、この霧上げが見えるか。」
日常会話。nebroauró は重性o語幹名詞で、単数主格・対格同形。指示詞 só は名詞句の末尾に置く。
auríþo nebroauró nébro an élvaran.
読み:アウリーソ ネブロアウロー ネーブロ アン エルヴァラン。
| aur-íþ-o | nebroauró | nébro | an | élvar-an |
| 昇る-<〜させる>-<(重いものが)> | 霧上げ<主格> | 霧<対格> | 上手 | 天-<対格> |
「霧上げが霧を天へ持ち上げる。」
儀礼・詩の語り。nebroauró を自然現象の行為者として重性単数主格で使う。nébro の対格は主格と同形。方向は an+対格。
霧の季節の終わり
霧が雲に変わることで、霧期の終わりをはっきり示す季節語。
sórel, táiso nebroauró.
読み:ソーレル、タイソ ネブロアウロー。
| sórel, | táis-o | nebroauró |
| 今日 | 来る<〜し終えた>-<(重いものが)> | 霧上げ<主格> |
「今日、霧上げがやってきた(霧の季節が終わった)。」
日常の報告。tór- の完了語根 táis- で、現在に影響のある出来事を表す。季節語としての第二義。
既存の語 nébro(霧)と áur-(昇る)を複合した名詞。霧が下方から上方へ取り上げられ、雲へと変わる出来事を表す。物を一般に持ち上げる動作、上の風・下の風のような風の語とは区別され、霧期が雨期へ移る季節の替わりを示す。信仰では霧の重さが天へ返される場面として語られ、暦の記述や詩で季節の目印にされる。
重性o語幹。主格・対格 nebroauró、属格 nebroaurós。動詞形 nebráur- とは語形が異なる。
nébro(霧)+áur-(昇る)+-ó(重性名詞化接辞)。複合語では後ろの要素の強勢が残る。
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