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外に据える(脱ぐ・婉曲)
衣服・帽子・履物などを体から外すこと。衣服が「外に行く」ことで行為を表す婉曲の言い方。目上の人や改まった場で好まれる。
saléim anrásan sé, ende.
読み:サレーン アンラーサン セー、エンデ。
| saléim | anrása-n | sé, | ende |
| 外に据える<命令法> | 上着-<対格> | この<軽性> | どうぞ |
「この上着を脱いでくれ、頼む。」
親しい者や並ぶ段の相手に向ける依頼。saléim- は衣服・帽子・履物を体から外す婉曲語で、体を直接言わず衣服が外へ出る動きだけで着替えを表す。命令のむき出し語幹 saléim に ende を添えると、くだけた依頼になる。
外に置く(一般)
何かを何らの外側に置くこと。衣服以外の文脈でも使えるが、衣服の文脈では「脱ぐ」の婉曲として定着している。
mé saléim fáron sal kórvoi!
読み:メー サレーン ファーロン サル コルヴォイ!
| mé | saléim | fáron | sal | kórv-oi |
| <禁止・願いの打ち消し> | 外に据える<命令法> | 荷<対格> | 外に | 倉-<与格> |
「荷を倉の外に置くんじゃない。」
日常の禁止。禁止の mé は命令法と組む。saléim- のむき出し語幹は語末の m を残して saléim となる。sal + 与格 kórvoi で「倉の外に」。倉場や縁の市での手順を教える文として使う。
衣服を体から外すことを、衣服を「外に置く」として言う婉曲な複合動詞。sal「外に」と léim-「置く」の複合。体を直接言わず、衣服の動き(外に行く)だけで行為を表すため、体に関する直接の表現を避ける高原の礼法に合う。特に目上の人に対して「お着物を外して」と言うときや、改まった場で着替えを促すときに使われる。都の言葉では衣服を「脱ぐ」ことを saléim- で言い、より直接的な語はくだけた層や衣服以外の文脈で使われる。一般的な「外に置く」の意味ももつが、衣服の文脈では婉曲として定着している。
他動詞。前置詞+動詞の複合動詞(orveléim-「並べ替える」と同じ型)。léim- の要素の母音 e が完了相で e→ee になり saléim- となる。
sal「外に」(前置詞)+ léim-「置く」。衣服を体の外に置く、という意味の複合。orveléim-(or+vel+léim-「並べ替える」)と同じ前置詞+動詞の複合動詞の型。
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