tromráum-

品詞
動詞(自動詞・複合)
意味
急ぐ(早足で歩く)
発音
[tromˈraum]
読み
トムラウム
分野
基本動作

意味

  1. 急ぐ

    早足で、一歩一歩を踏みしめて歩くこと。歩く(ráum-)との違いは、踏みしめる足取りに表れる速度と圧迫感である。

    ké tromráuma faronár?

    読み:ケー トロンラウマ ファロナール?

    kétromráum-afaronár?
    <〜か>急ぐ-<(軽いものが)>運び人<主格>

    「運び人は急いでいるのか。」

    日常の問いかけ。疑問の小辞 ké が文頭に立ち、主語 faronár は軽性なので、動詞は 3 人称単数・軽性の -a をとる。踏みしめる足音を連想させる語として、改まった場では避けられやすい。

    tromráum, faronérin fáron!

    読み:トロンラウン、ファロネーリン ファーロン!

    tromráum,faronér-infáron!
    急ぐ<命令法><あなたが>担ぐ-<〜して・〜く>荷<対格>

    「荷を担いで、急げ。」

    縁や崖道で聞こえる口語的な促し。命令法 2 人称単数は語幹のみで、tromráum の語末 m はそのまま保たれる。副動詞 faronérin fáron は主語を共有する同時動作を表し、荷は faronér- の目的語。

解説

tróm-「踏む・踏みしめる」+ráum-「歩く」の複合で、「一歩一歩を踏みしめて歩く」の意味から「急ぐ」に転じた。ráum- 自体は速度を言わないが、この複合では足音の踏みしめ方から早足が表れる。都の礼法では、踏みしめる足音は「下を踏みつける」こととして嫌われ、改まった場では使わない。崖道の運び人は、荷を担いで崖道を早足で下ることをこの語で言う。

文法

自動詞。複合語。後ろの要素 ráum- の強勢が残る。完了語根 tromráim-(a→ai)。

語源

tróm-「踏む・踏みしめる」+ráum-「歩く」。複合語。前の要素の強勢は落ちる(tróm- → trom-)。

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