小説
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指
手や足の指。
glǘno ómbo némes.
読み:グリューノ オンボ ネーメス。
| glǘn-o | ómbo | ném-es. |
| 凍る-<(重いものが)> | 指<主格> | <私>-<属格> |
「指がかじかむ。」
凍りの頃によく聞く嘆き。ómbo は重性o語幹で、主格は語幹末の -o が見えた形。主語が重性の単数なので、動詞は -o をとる。glǘn- は湖が凍るときにも使う動詞で、指が冷えてこわばることも言う。
éso ómbo lisáres fláin.
読み:エーソ オンボ リサーレス フライン。
| és-o | ómbo | lis-ár-es | fláin. |
| いる-<(重いものが)> | 指<主格> | 書く-<〜する人>-<属格> | 軽い |
「書記の指は軽やかだ。」
書法の上手な人をほめる言い方。指は体の部分なので重性で、繋辞も述語の形容詞も重性の形になる。重いはずの体の部分が「軽い」と言われるところに、ほめる響きがある。
指(長さの単位)
長さの単位。腕(daumár)の百分の一。指一本の幅(約1.7センチ)。
ké éso fúnel só ín ómbo?
読み:ケー エーソ フーネル ソー イーン オンボ?
| ké | és-o | fúnel | só | ín | ómbo? |
| <〜か> | いる-<(重いものが)> | 綱<主格> | この<重性> | 一 | 指<主格> |
「この綱は、一指(の太さ)あるか。」
市での日常会話。長さ・幅を単位「指」で表す用法。存在・名詞述語文の主語 fúnel が重性単数なので、動詞 és- は重性 3 人称単数 -o をとる。単数の主格 ómbo は、語を切らずに一つの形態素として示す。
手や足の指。十を一つのまとまりとする数え方は両手の指から来ている。指で星を指すことは強い禁忌で、指を使う所作には慎みが求められる。
名詞・重性・o語幹。属 ómbos、与 ómboi、複 ómbul。尊敬形 auróm bo ではなく aurómbo(母音の前の au- は aur-)。
ombár「十」、ómbra「すべて」と同じ古い語根 *omb- に由来すると考えられる。十は「指がそろったもの」の意。
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