小説
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都の書体
字をつなげて書く都の筆記体。
ésa þailfírna fírna lisáres.
読み:エーサ サイルフィルナ フィルナ リサーレス。
| és-a | þailfírna | fírna | lis-ár-es. |
| いる-<(軽いものが)> | 都の書体<主格> | 筆<主格> | 書く-<〜する人>-<属格> |
「都の書体は、書記の書きぶりだ。」
名詞が述語の文(és- +主語+述語)。都の書体は、書記や宮廷の人の手紙の字として知られる。
字を一筆でつなげて書く、都の筆記体。字義は「澄みの筆」。都と宮廷の言葉 þailvirá「澄みの言葉」と対になる呼び名で、都の人が誇りをこめて言う。手紙・詩・年代記に使い、細い筆でさらっと書いたような線で、字全体がやや右へ傾く。文の頭では、瀬を引いてから最初の字を大きく飾って書く(fílim lóur)。ほかの書体は成句で言う。刷り物の版の書体は fírna pandés「版木の書きぶり」、石に刻む碑の書体は lisái kéumos「碑の字」。碑の書体だけを fírna「書きぶり」と呼ばないのは、筆で書かないものは書きぶりとは言わない、という区別による。そこには、筆の字を上に見る都の人の感覚も表れている。
①型(軽性・a語幹)。対 þailfírnan、属 þailfírnes、与 þailfírnei。
þail-「澄んだ」(þailvirá と同じ)+ fírna「筆・書きぶり」。
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