þailvéinor

品詞
名詞
意味
都
発音
[θailˈveinor]
読み
サイルベイノル
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 都

    王の居所のある湖都。大湖の北岸の丘に段をなして広がる都市。

    vólim plánan þailvéinoros

    読み:ヴォーリン プラーナン サイルヴェーノロス

    vól-implán-anþailvéinor-os
    読む-<私が>帳簿-<対格>都-<属格>

    「都の帳簿を読む。」

    帳簿・帳場での場面。名詞句は中心語 plána の対格 plánan のあとに属格 þailvéinoros を置いて、「都の〜」を作る。þailvéinor を直接の目的語としてではなく、修飾語として属格にする点に注意。

  2. 都の側・都の人々

    宮廷と都の人々を、縁・森・湖畔の村に対する一つの側としてまとめて言う転義。「都がそう決めた」「都の者は笑う」のように、くだけた話し方で使う。

    vándo þailvéinor prámbo só

    読み:ヴァンド サイルヴェーノル プランボ ソー

    vánd-oþailvéinorprámbosó
    量る-<(重いものが)>都<主格>値<対格>この<重性>

    「都はこの値を決める。」

    市・帳場での場面。prámbo は値を重さで表す語であり、vánd-「量る」がこの値を計って定める意味に転じて使う。þailvéinor は都側・当局を指す換喩。指示詞 só は名詞 prámbo と性のみで一致し、格には変化しない。

解説

王都(湖都)を指す語。中央の大湖の北岸の丘に築かれた、王の居所のある都市のことで、土地を指す語なので重性で変化する。もとは「澄んだ湖」という意味で、大湖とそのほとりの町を合わせて呼んだ名が、王家の都の名として固まった。高原には都が一つしかないので、ふつう名詞として「都」と言えば、この湖都のことになる。王国の正式名 anaurím(国全体)と違い、この語は都市そのものだけを指す。名詞の後ろに属格 þailvéinoros を置くと「都の〜」となり、職人・商家・役所・品物の出どころを言うのに使う(「都の彫り師」「都の紙」など)。þailvirá「都の改まった言葉」や þailfírna「都の書体」と同じく、þáil「澄んだ」を頭にもつ語の仲間で、「都のもの」は「澄んだもの」だという響きがつきまとう。湖盆の人々にとって「都へ行く」は用向きのある改まった旅で、ふだんの買い物はメウルで済ませる。縁や森の人の口では、この語に、礼法が重く値の高い、少し冷たい所という含みがこもることがある。

文法

重性・子音語幹。主格・対格 þailvéinor、属格 þailvéinoros、与格 þailvéinoroi。ふつう単数でだけ使う。行き先を言うときも、ほかの土地と同じく方向の前置詞+対格で言う。

語源

þáil「澄んだ」+ véinor「湖」の複合語。複合語なので前の要素の強勢は落ちる(meulvéinor「毛山羊の湖」と同じ作り)。大湖を呼んだ「澄み湖」の名が、そのほとりの町に移った。

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する