þrál-

品詞
動詞(自動詞)
意味
登る
発音
[ˈθral]
読み
スラル
分野
基本動作

意味

  1. 登る

    斜面・崖・石段を上って移動する。体や荷を伴う物理的な上り方。

    þrála endríña an klivó.

    読み:スラーラ エンドリーニャ アン クリヴォー。

    þrál-aendríñaanklivó.
    登る-<(軽いものが)>子ども<主格>上手斜面<対格>

    「子どもが斜面を登っていく。」

    日常の場面。þrál-は足で地面を踏んで上る物理的な上昇を表す。主語は人であるため軽性で、動詞は3人称単数軽性の-aで一致する。方向のanは上方向・北方向を示し、後続の斜面を対格で受ける。

  2. (峰・丘へ)上がる

    高い場所、とくに北の峰や丘、見張り台へ向かって移動する。

    þrála dórin an dún.

    読み:スラーラ ドーリン アン ドゥーン。

    þrál-adórinandún.
    登る-<(軽いものが)>男<主格>上手丘<対格>

    「男が丘へ登っていく。」

    日常の移動の場面。dún「丘」へ向かう上り方を表す。anは単に丘の位置を言うだけでなく、上方・上手方面へ向かう方向性を与える。人を指す主語には動詞が軽性-aで一致する。

解説

斜面・崖・石段を上って移動する基本的な垂直方向の運動動詞。dúl-「下る」と対になる、体や荷を伴う物理的な上り方を表す。áur-「昇る」が息・魂・言葉などの軽いものの抽象的な上昇を扱うのに対し、þrál-は足が地面を踏む、実体の動く上り方を言う。坂道、石段、崖道、峰の登りに使う。移動の動詞では上ったか下ったかを必ず言い分ける規則に従い、dúl-との対で使われる。縁の人々が崖道を登るとき、森の氏族が谷の道の上り坂を言うとき、日常の基本的な動詞である。

文法

自動詞。完了語幹 þráil-(a→ai)。

語源

古高原語 *þrál- から。基本の垂直運動動詞で、dúl-「下る」と同じ層に属する古い語。

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