alfilrúndo

品詞
固有名詞(川の名)
意味
白糸川
発音
[alfilˈrundo]
読み
アルフィルルンド
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 白糸川

    夕の湖から流れ出て、縁から細く長い滝になって落ちる、日の入り側の大河。地上の水なので重性で受ける。

    dúlo alfilrúndo du orén.

    読み:ドゥーロ アルフィルルンド ドゥ オレーン。

    dúl-oalfilrúndoduorén.
    下る-<(重いものが)>白糸川<主格>下手縁<対格>

    「白糸川は縁へ下る。」

    VSOの基本語順。河川名 alfilrúndo は地上の水なので重性o語幹で、動詞は3人称単数・重性の -o をとる。du+対格で「下手へ/縁へ」。地誌や帳簿の定型のような地文。

  2. 細く絶えぬ流れ(詩語)

    詩や系譜の唱えで、細いながらも途切れずに続く家の流れや、ひそやかに続く物事をたとえる語。属格で添えて「白糸川のごとき流れ」のように言う。

    na þálo alfilrúndo némores.

    読み:ナ サーロ アルフィルルンド ネーモレス。

    naþál-oalfilrúndonémor-es.
    <〜ない>止まる-<(重いものが)>細く絶えぬ流れ<主格><我々>-<属格>

    「私たちの細く絶えぬ流れは止まらない。」

    詩語としての alfilrúndo。河川名を「細く絶えぬ流れ」として、家系のように細く続くものを詠む用法。némores は1人称複数属格で「私たちの」。直説法否定。

解説

高原の三本の大河のうち、日の入り側を流れる川の名。湖の鎖の日の入り側の端にある浅く小さな「夕の湖」から流れ出て、山猫の谷のあたりの森の帯を下り、縁から細く長い一筋の滝になって干潟へ落ちる。名前は、この滝が崖に白い糸を一本引いたように見えることから来ている。地面を流れる水なので重性で、動詞は3人称単数・重性の -o で受ける(dúlo alfilrúndo「白糸川が下る」)。水量が少なく、乾風期の後半(凍りの頃)には細くなり、滝が凍ることもある。そのため、宮廷の詩では、王国の象徴である長川 louvrúndo の大滝と対にして、「細いもの、絶えそうで絶えないもの、凍って止まるもの」の代表として詠まれる。旧道は、この川の滝のわきの岩棚づたいに崖を下りていたので、日の入り側の縁の人々にとっては、道筋や地名と結びついた身近な名前である。道案内では、属格にして「白糸川の道」「白糸川の滝」のように言うことが多い。

文法

重性・o語幹(rúndo と同じ型)。主格・対格 alfilrúndo、属格 alfilrúndos、与格 alfilrúndoi。固有の川の名なので双数・複数はふつう使わない。複合語なので、前の要素の強勢は落ち、主強勢は rúndo の rú に置く。くだけた話し方では語末の母音が落ちて alfilrúnd とも発音されるが、綴りは変わらない。

語源

ál「白い」+ fíl-「(線を)引く」+ rúndo「走り水(谷を走る速い水)」の複合語。中の fíl- は、複合語の中で「引かれた筋・糸」の意味で使われている。全体の字義は「白く引かれた筋の走り水」。長川 louvrúndo(lóuvan+rúndo)と同じく「〜+rúndo」の型でできた川の名で、前の要素は強勢を失い、語尾を削った短い形で入る。

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