小説
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白い
雪・石英・白い樹皮のような色。
ésa selvá némes ál.
読み:エーサ セルヴァー ネーメス アール。
| és-a | selvá | ném-es | ál. |
| いる-<(軽いものが)> | 息<主格> | <私>-<属格> | 白い |
「息が白い。」
凍りの頃によく聞く日常のひとこと(逐語訳は「私の息は白い」)。「AはBだ」の文も繋辞 és- で始める。息は軽性なので、繋辞は -a、形容詞 ál は語尾なしになる。
ké ésa fléura ál sórel?
読み:ケー エーサ フレウラ アール ソーレル?
| ké | és-a | fléura | ál | sórel? |
| <〜か> | いる-<(軽いものが)> | 雲<主格> | 白い | 今日 |
「今日は白い雲が出ているか。」
同じ段の者か目下の者に向けた、くだけた問い。存在を言う動詞は、主語の fléura(軽性)に一致して -a をとる。形容詞 ál も軽性・主格の形。答えるときは動詞を繰り返し、「はい」なら éisa、「いいえ」なら na éisa と言う。動詞は雲に一致しているので、人称は変わらない。
ésa sírna ál sórel.
読み:エーサ シルナ アール ソーレル。
| és-a | sírna | ál | sórel. |
| いる-<(軽いものが)> | 霜<主格> | 白い | 今日 |
「今日は白い霜が降りている。」
乾風期の後半の朝の様子を言う文。霜は上から来るものなので軽性で、存在を言う動詞は -a をとる。形容詞 ál も軽性・主格の形なので語尾がない。
kráila ráuvan gleinó ál.
読み:クライラ ラウヴァン グレイノー アール。
| kráil-a | ráuvan | gleinó | ál. |
| 手に持つ-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 護符<対格> | 白い |
「森の巫は白い護符を手にしている。」
白い石英の護符を言う文。石である gleinó は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になり、形容詞にも語尾がつかない。白は聖なる石英の色でもある。
sénimor þráinul álul.
読み:セーニモル スライヌル アールル。
| sén-imor | þráin-ul | ál-ul. |
| 見る-<我々が> | 峰-<〜たちを> | 白い-<重性・〜ら(古い母音交替)・対格> |
「我々には白い峰々が見える。」
雪をかぶった北の高みの峰を言う文。峰 þráin は重性なので、複数の主格と対格は -ul になる。形容詞も重性・複数・対格の -ul で一致する。
éso houmíño aldáres áurenes món ál.
読み:エーソ ホウミーニョ アルダーレス アウレネス モーン アール。
| és-o | houmíño | aldár-es | áur-en-es | món | ál. |
| いる-<(重いものが)> | 椀<主格> | 座-<属格> | 昇る-<〜した・〜された>-<軽性・属格> | 石<主格> | 白い |
「高き座の椀は白い石(の器)である。」
宮廷の器の記述。aldár áuren(高き座)の属格が椀の持ち主をなす。述語の名詞句 món ál は自分の性・主格のまま置かれ、主語に一致しない。白い石英(聖なる石)を素材とする王の器の記述。
明るい
光が満ちて明るいこと。夜明けや月明かりについて言う。
lúin áura órun ál, dúlimor du orén.
読み:ルーイン アウラ オールン アール、ドゥーリモル ドゥ オレーン。
| lúin | áur-a | órun | ál, | dúl-imor | du | orén. |
| とき | 昇る-<(軽いものが)> | 日の出<主格> | 明るい | 下る-<我々が> | 下手 | 縁<対格> |
「明るい夜明けが来たら、我々は縁へ下りる。」
夜明けの明るさを言う文。lúin で始まる時の節は主節の前に置き、節の中も動詞で始まる。崖道へ下りていく旅の段取りを言う、日常的な言い方。
lúin áura sílar ál, sénimor dún.
読み:ルーイン アウラ シーラル アール、セーニモル ドゥーン。
| lúin | áur-a | sílar | ál, | sén-imor | dún. |
| とき | 昇る-<(軽いものが)> | 月<主格> | 明るい | 見る-<我々が> | 丘<対格> |
「明るい月が昇ると、我々には丘が見える。」
月明かりについて言うとき、ál は「明るい」の意味になる。月は軽性なので、動詞は -a をとる。「〜とき」の節は lúin で始め、主節の前に置く。dún は重性なので、対格も主格と同じ形。
白を表す基本の色彩語。高原語の基本の色彩語は、ál(白)、dréum(黒)、rús(赤・茶)、ámbel(黄・金)、véril(青緑)、kéum(灰・生成り)の六つ。紫は干潟から入ってくる染料の名前(重性の借用名詞)で表し、基本の色彩語には入らない。ál は白い石英、雪、白い樹皮の色で、明るい光にも使う。上の層の色、清い色とされる。
形容詞。名詞の後ろに置き、性・数・格に一致する。
álmar「白月」はこの語を含むと考えられている。
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