gromér-

品詞
動詞(自動詞)
意味
体を動かす
発音
[groˈmer]
読み
グロメール
分野
基本動作

意味

  1. 体を動かす(位置を変える)

    自分の体を、ある位置から別の位置へずらす。方向を定めない。安全の命令の文脈では「(今の体勢から)体を移すな」の意味。

    mé gromér!

    読み:メー グロメール!

    mégromér!
    <禁止・願いの打ち消し>体を動かす<命令法><あなたが>

    「体を動かすな。」

    命令法 gromér に禁止の mé を添えた安全指示。崖道や綱場で、体勢を崩すことを禁じる定型として使う。命令法の単独形 gromér! も警告として働く。

  2. 体を揺らす・体勢を変える

    荷を背負った状態で体重を左右にずらす、岩棚で膝の位置を微調整する、など。groméro faronár.「運び人が体を揺らした(荷が安定しなくなった)」。

    gromér, ende.

    読み:グロメール、エンデ。

    gromér,ende.
    体を動かす<命令法><あなたが>どうぞ

    「体をずらしてくれ。」

    縁の市での取引言葉。命令法と等しい裸語幹 gromér に、読点で区切って固まった依頼の小辞 ende を添える。狭い道や市で、体勢を少しずらして頼む軽い表現。

解説

体(gromó)の位置が変わることを指す自動詞。名詞 gromó「体」に名詞から動詞を作る接尾辞 -ér- がついた派生語で、「体を使って何かする」「体を移す」の意味。方向を定めない体自身の位置の変化を言い、行く・下る・昇るなどの方向詞とは区別される。高原の身体観において体は重性(下へ行くもの)に属するため、この動詞も重性の一致を取る。崖道や綱場での安全指示(「体を動かすな」)、岩棚での体勢の微調整、荷を背負った状態での体重の移しなどに用いる。krúel- に比べて「体」に焦点が当たり、物(荷・綱)の揺れには用いない。命令形 gromér! は「体を動かすな」の安全指示に使う。

文法

自動詞。重性の一致を取る(3単・重:groméro)。完了相:e → ee(groméer-)。命令形2単:gromér!。禁止:mé gromér!

語源

gromó「体」(重性・o語幹)+ -ér-(名詞から動詞を作る接尾辞:「それを使って何かする」)。

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