kórvo

品詞
名詞
意味
倉
発音
[ˈkorvo]
読み
コルボ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 倉

    穀物を納める倉。

    éso sáko némei un kórvoi.

    読み:エーソ サーコ ネーメイ ウン コルヴォイ。

    és-osákoném-eiunkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>塩<主格><私>-<与格>内に倉-<与格>

    「私には倉の中に塩がある。」

    持ち主は裸の与格、場所は前置詞+与格。語順は「主語→与格→前置詞句」。

    éso ílmo klér un kórvoi.

    読み:エーソ イルモ クレール ウン コルヴォイ。

    és-oílmoklérunkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい内に倉-<与格>

    「倉の中に冷たい水がある。」

    前置詞つきの与格も、動詞の後ろにあれば存在の文と読む。

    un kórvoi, éso ílmo klér.

    読み:ウン コルヴォイ、エーソ イルモ クレール。

    unkórv-oi,és-oílmoklér.
    内に倉-<与格>いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい

    「倉の中では、水は冷たい。」

    場所を動詞の前に出すと、述語の形容詞の文になる(場所を対比の前置きとして出した形)。

    éso ílmo klér an kórvoi.

    読み:エーソ イルモ クレール アン コルヴォイ。

    és-oílmoklérankórv-oi.
    いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい上手倉-<与格>

    「水は倉より冷たい。」

    述語の形容詞のすぐ後ろの an+与格は、比較として読む。

    an kórvoi, éso ílmo klér.

    読み:アン コルヴォイ、エーソ イルモ クレール。

    ankórv-oi,és-oílmoklér.
    上手倉-<与格>いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい

    「倉の北側では、水は冷たい。」

    比較でない場所の an+与格は、動詞の前に出す。

    gélim un kórvo.

    読み:ゲーリン ウン コルヴォ。

    gél-imunkórvo.
    行く-<私が>内に倉<対格>

    「私は倉の中へ行く。」

    un+対格で「〜の中へ」。

    tóra éndra un kórvos.

    読み:トーラ エンドラ ウン コルヴォス。

    tór-aéndraunkórv-os.
    来る-<(軽いものが)>人<主格>内に倉-<属格>

    「人が倉の中から来る。」

    un+属格で「〜の中から」。

    an kórvoi, pó éso?

    読み:アン コルヴォイ、ポー エーソ?

    ankórv-oi,póés-o?
    上手倉-<与格>何<主格>いる-<(重いものが)>

    「倉の北側には、何があるか。」

    場面の枠(場所)は疑問詞より前に置き、後ろに読点(短い切れ目)を入れる。

    ké an kórvoi, éso ílmo klér?

    読み:ケー アン コルヴォイ、エーソ イルモ クレール?

    kéankórv-oi,és-oílmoklér?
    <〜か>上手倉-<与格>いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい

    「倉の北側では、水は冷たいか。」

    ké は文のいちばん前、そのあとに場面の枠が来る。

    éso ílmo klér ín an kórvoi.

    読み:エーソ イルモ クレール イーン アン コルヴォイ。

    és-oílmoklérínankórv-oi.
    いる-<(重いものが)>水<主格>冷たい一上手倉-<与格>

    「倉の北側に、冷たい水がある。」

    ín「一」を名詞句の終わりに置いて、不定の名詞句を閉じる。閉じたあとの an+与格は比較ではなく場所。

    sán fáronul grómul ín an kórvoi.

    読み:サーン ファーロヌル グロームル イーン アン コルヴォイ。

    sánfáron-ulgróm-ulínankórv-oi.
    いる<彼らが>荷-<〜たちが>重い-<〜たちが>一上手倉-<与格>

    「倉の北側に、重い荷がいくつかある。」

    名詞句の終わりの ín は、複数の名詞句にも使える不定の目印。

    éso ín fáron gróm ín an kórvoi.

    読み:エーソ イーン ファーロン グローン イーン アン コルヴォイ。

    és-oínfárongrómínankórv-oi.
    いる-<(重いものが)>一荷<主格>重い一上手倉-<与格>

    「倉の北側に、重い荷が一つある。」

    名詞の前の ín は数の「一つの」、名詞句の終わりの ín は不定の「ある」。二つ並べてよい。

    ké an kórvoi, éso ílmo klér? éso.

    読み:ケー アン コルヴォイ、エーソ イルモ クレール?エーソ。

    kéankórv-oi,és-oílmoklér?és-o.
    <〜か>上手倉-<与格>いる-<(重いものが)>水<主格>冷たいいる-<(重いものが)>

    「「倉の北側では、水は冷たいか」「冷たい」」

    答えの形では、場面の枠も問いに出た語として省ける。

    anórel, an kórvoi, léisin sáindaran, méira lisár élan senárei.

    読み:アノーレル、アン コルヴォイ、レーシン サインダラン、メーラ リサール エーラン セナーレイ。

    anórel,ankórv-oi,léis-insáindar-an,méir-alis-árél-ansen-ár-ei.
    昨日上手倉-<与格>書く<〜し終えた>-<〜して・〜く>証文-<対格>与える-<(軽いものが)>書く-<〜する人><3人称単数・軽性>-<対格>見る-<〜する人>-<与格>

    「昨日、倉の北側で、証文を書き終えて、書記はそれを目付に渡した。」

    場面の枠は「時 → 場所 → -in の句」の順。それぞれ読点で区切る。「それを」は軽性の証文を受けるので élan。

    drenéim an kórvo dórel, ré duliséndim sáindaran.

    読み:ドレネーン アン コルヴォ ドーレル、レー ドゥリセンディン サインダラン。

    dren-é-imankórvodórel,rédu-lis-énd-imsáindar-an.
    伺う-<〜だろう>-<私が>上手倉<対格>明日<〜と(節)><〜させていただく>-書く-<〜しますように>-<私が>証文-<対格>

    「明日、証文を書かせていただくため、倉へ伺うつもりでございます。」

    改まった手紙で、訪ねることを予告する言い方。推量法の -él- は1人称単数の語尾の前で l が落ちて -é- になり、drenéim「伺うつもりでございます」となる。目的は「ré+願望法」で表し、謙譲の du- も添える。

    éso kórvo némei, na éso tambór.

    読み:エーソ コルヴォ ネーメイ、ナ エーソ タンボール。

    és-okórvoném-ei,naés-otambór
    いる-<(重いものが)>倉<主格><私>-<与格><〜ない>いる-<(重いものが)>雑穀<主格>

    「倉はあるが、雑穀がない。」

    凶作の年の嘆き。高原語には「持つ」という動詞がないので、所有は「és- + 物 + 持ち主の与格」で言う。kórvo は重性o語幹で、主格と対格が同じ形になる。動詞は持たれている物(倉、雑穀)に一致して -o をとる。

    sén kórvo só!

    読み:セーン コルヴォ ソー!

    sénkórvosó
    見る<命令法><あなたが>倉<対格>この<重性>

    「この倉を見ろ。」

    目下の相手への命令。kórvo は重性なので、指示詞は重性の só になる。重性o語幹は対格の語尾をもたず、主格と同じ形で目的語になる。

    gélan faronárai or kórvo.

    読み:ゲーラン ファロナーライ オル コルヴォ。

    gél-anfaronár-aiorkórvo.
    行く-<彼らが>運び人-<〜たちが>東へ倉<対格>

    「運び人たちは倉の東の方へ向かっていく。」

    東への移動を言う文。or+対格で、目印の東側へ向かう動きを表す。kórvo は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になる。この場所で止まっていることを言うなら、与格の or kórvoi にする。

    tóran ólmarai vel kórvo.

    読み:トーラン オルマライ ヴェル コルヴォ。

    tór-anólmar-aivelkórvo.
    来る-<彼らが>年長者-<〜たちが>日の入り側倉<対格>

    「年長者たちは日の入り側の倉へやって来る。」

    行き先を方角で言う文。vel+対格で、日の入り側(西側)へ向かうことを表す。vel は vélun「日の入り」から来た語で、強勢がない。kórvo は重性なので、対格は主格と同じ形になる。日本語話者は v をバ行に聞くので、vel を「ベル」と聞き取ることが多い。

    léimir tambór un kórvo!

    読み:レーミル タンボール ウン コルヴォ!

    léim-irtambórunkórvo!
    置く-<皆で〜せよ>雑穀<対格>中へ・中から倉<対格>

    「雑穀を倉の中へ納めよ。」

    un+対格で「〜の中へ」を表す。kórvo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。命令法の2人称複数で、働き手たちに指図している。

    faronér fáron só sal kórvo!

    読み:ファロネール ファーロン ソー サル コルヴォ!

    faronérfáronsósalkórvo!
    担ぐ<命令法><あなたが>荷<対格>この<重性>〜の外に倉<対格>

    「この荷を倉の外へ担ぎ出せ。」

    運び人に向けた、下向きの命令。sal が対格と組むと「〜の外へ」という移動の向きを表す。kórvo は重性o語幹なので、対格も主格と同じ形になる。faronér- は名詞 fáron「荷」に -ér- がついてできた動詞で、命令法の2人称単数では語幹がそのまま出る。

    kórvino an kórvo, fáron du orén.

    読み:コルヴィノ アン コルヴォ、ファーロン ドゥ オレーン。

    kórvinoankórvo,fáronduorén.
    受け入れられるべきもの<主格>上手倉<対格>荷<主格>下手縁<対格>

    「受け入れられるべきものは倉の上手へ、荷は縁の下手へ。」

    詩の語順(動詞を落とし、主語を動詞の前に出す)。an+対格「上手へ」、du+対格「下手へ」。比喩的に「納まるべきもの」と「運ばれるべきもの」の対比。

    ké éso dulilmó un kórvoi?

    読み:ケー エーソ ドゥリルモー ウン コルヴォイ?

    kéés-odulilmóunkórv-oi?
    <〜か>いる-<(重いものが)>水汲み桶<主格>内に倉-<与格>?

    「倉の中に汲み桶はあるか。」

    存在の問い。動詞は持たれている物(汲み桶、重性)に一致して -o。un+与格で「〜の中で」。答えは éso(ある)または na éso(ない)で、人称は変わらない(所有・存在の動詞は物に一致するため)。

    un kórvoi, éso dulilmó klér.

    読み:ウン コルヴォイ、エーソ ドゥリルモー クレール。

    unkórv-oi,és-odulilmóklér.
    内に倉-<与格>,いる-<(重いものが)>水汲み桶<主格>冷たい

    「倉の中では、汲み桶が冷たい。」

    述語の形容詞の文(és-+主語+述語)。場所を動詞の前に出すと場面の枠として機能し、存在の文にはならない(統語論4.1)。動詞は主語の汲み桶(重性)に一致して -o。凍りの頃に井戸や谷の湧き水を汲んで倉に置いた桶が冷たい。

    krélo tambór un kórvoi.

    読み:クレーロ タンボール ウン コルヴォイ。

    krél-otambórunkórv-oi
    足りる-<(重いものが)>雑穀<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中の雑穀は足りている。」

    倉や貯蔵所で在庫の充足を確認する日常の言い方。主語の tambór「雑穀」は重性なので、動詞は3人称単数・重性の -o をとる。un+与格で「倉の中に」。くだけた言葉では krél tambór un kórv-oi とも言うが、語末の -o が落ちた形(krél)でも、文脈から「足りている」と読み取れる。

    kráilim krailó kórvos.

    読み:クライリン クライロー コルヴォス。

    kráil-imkrail-ókórv-os
    手に持つ-<私が>手に持つ-<〜するもの(重)・重性・対格>倉-<属格>

    「私は倉の取っ手を持つ。」

    動詞kráil-の1人称単数形。主語代名詞は一致語尾で省略し、対格の目的語として名詞句krailó kórvosを受ける。属格kórv-osは接尾辞-osを使う。

    kráiso krailó kórvos.

    読み:クライソ クライロー コルヴォス。

    kráis-okrail-ókórv-os
    割れる<〜し終えた>-<(重いものが)>手に持つ-<〜するもの(重)・重性・主格>倉-<属格>

    「倉の取っ手が割れた。」

    自動詞krás-の完了語根kráis-に重性単数主語krailóに対する一致語尾-oがつき、kráisoとなる。時制語形はないが完了相のため、文脈によっては現在結果的「割れている」とも取る。属格kórv-osは接尾辞-osを使う。

    éso houmbrúndo un kórvoi.

    読み:エーソ ホウンブルンド ウン コルヴォイ。

    és-ohoumbrúndounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>寄り合い<主格>内に倉-<与格>

    「「倉の中に、寄り合いがある。」」

    存在文。重性o語幹の単数主格は houmbrúndo そのまま。un+与格は「〜の中で」。

    vróelo fáron un kórvoi.

    読み:ヴローエロ ファーロン ウン コルヴォイ。

    vróel-ofáronunkórv-oi.
    ずれる-<(重いものが)>荷<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中で荷がずれている。」

    un+与格で「〜の中で」。荷は重性なので動詞は3人称単数・重性の語尾を取る。

    anórel duloréno ílmo es orénos kórvos

    読み:アノーレル ドゥロレーノ イルモ エス オレーノス コルヴォス

    anóreldulorén-oílmoesorén-oskórv-os
    昨日こぼれる-<(重いものが)>水<主格>から縁-<属格>倉-<属格>

    「「昨日、倉の縁から水がこぼれた。」」

    書物・帳簿的な記述。文法上の時制がないため、時を表す語 anórel を伴い、現在形で過去の出来事を記す。es の後に「縁」の属格があり、その後に置かれた「倉」の属格が縁の所属を示す。

    glǘno bormúndo kórvos.

    読み:グリューノ ボルムンド コルヴォス。

    glǘn-obormúndokórv-os.
    凍る-<(重いものが)>開口部<主格>倉-<属格>

    「倉の出入口が凍っている。」

    実務・書物の簡潔な文。bormúndo を家以外の囲われた空間の開口部に拡張している。主語名詞句の中心語 bormúndo が重性o語幹単数なので、動詞は3SG.HV。

    un kórvoi, éso unlóur vrúndo só húmel.

    読み:ウン コルヴォイ、エーソ ウンロール ヴルンド ソー フーメル。

    unkórv-oi,és-ounlóurvrúndosóhúmel.
    内倉-<与格>,いる-<(重いものが)>まだ束<主格>この<重性>湿った

    「倉の中では、この束はまだ湿っている。」

    場面の枠に前置詞句を置いた状態文。見出し語 vrúndo は単数主格のまま使う。

    bréunim tambór un kórvoi.

    読み:ブレウニン タンボール ウン コルヴォイ。

    bréun-imtambórunkórv-oi
    積む-<私が>雑穀<対格>内に倉-<与格>

    「私は倉の中に雑穀を積んでいる。」

    倉の中で雑穀を積む作業の発話。場所 un kórvoi は前置詞 un と与格からなる。tambór は重量名詞で、単数目的語は無標識。

    un kórvoi, éso tendándo.

    読み:ウン コルヴォイ、エーソ テンダンド。

    unkórv-oi,és-otendándo.
    内に倉-<与格>いる-<(重いものが)>織る所<主格>

    「「倉の中に織る所がある。」」

    un kórv-oi は「倉の中で」。ここでは tendándo を機具そのものとしてではなく、機を据えた場所・織場として指す意味で使う。動詞 éso は主語 tendándo に合わせて重性の形になる。

    éso kórviño un kórvoi.

    読み:エーソ コルヴィニョ ウン コルヴォイ。

    és-okórviñounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>箱(小倉)<主格>内倉-<与格>

    「箱が倉の中にある。」

    所在表現。存在文で所在を un+与格で示す。

    sénim krénmo un kórvoi.

    読み:セーニン クレンモ ウン コルヴォイ。

    sén-imkrénmounkórv-oi.
    見る-<私が>環<対格>内に倉-<与格>

    「私は倉の中に環を見る。」

    日常の作業場面。sén- の目的語 krénmo は重性o語幹の単数で、対格語尾がなく主格と同形。un+与格で「〜の中に」。

    kléla endríña un kórvo.

    読み:クレーラ エンドリーニャ ウン コルヴォ。

    klél-aendríñaunkórvo.
    走る-<(軽いものが)>子ども<主格>内に倉<対格>

    「子どもが倉の中へ走っていく。」

    ふだんの叙述文。主語 endríña「子ども」は人を指す軽性の名詞なので、動詞は3人称単数・軽性の -a をとる。un は「〜の中へ」で対格と組む。kórvo「倉」は重性o語幹で、対格も無標のため un kórvo のまま。

    múnim un kórvo.

    読み:ムーニン ウン コルヴォ。

    mún-imunkórvo.
    入る-<私が>内に倉<対格>

    「私は倉に入る。」

    労働・帳場のような日常場面。mún-は自動詞で、入る先はun+対格で表す。一人称直説法では語根に強勢が残り、múnimとなる。

    muníþim tambór un kórvo.

    読み:ムニーシン タンボール ウン コルヴォ。

    mun-íþ-imtambórunkórvo.
    入る-<〜させる>-<私が>雑穀<対格>内に倉<対格>

    「私は雑穀を倉に入れる。」

    使役形の用法。語根mún-に使役接辞-íþ-が結合し、強勢が接辞に移るため語根の ´ は消えてmuníþimとなる。入れられる物は対格、入る先はun+対格。

    salmúnau dáun es kórvos.

    読み:サルムーナウ ダウン エス コルヴォス。

    salmún-audáuneskórv-os.
    出る-<双数>二人<主格>から倉-<属格>

    「二人は倉から出ていく。」

    社会・記録向けの文。双数の主語を表す dáun は省かず、双数の動詞語尾 -au をとる。es+属格で、内側の場所から離れる出発点を示す。倉のような囲われた場から外へ移る動きを表し、意味2の用法に合う。

    ké ésa ín píma un kórvoi?

    読み:ケー エーサ イーン ピーマ ウン コルヴォイ?

    kéés-aínpímaunkórv-oi?
    <〜か>いる-<(軽いものが)>一紙<主格>内に倉-<与格>

    「倉に紙が一枚あるか。」

    倉・帳場での確認の文。意味2「数える対象としての紙一片」を、単位として数える。紙一枚は「ínn píma」と表し、主語は軽性なので存在動詞はéさ。un kórv-oi「倉の中で」。

    þréula snéula un kórvoi.

    読み:スレウラ スネウラ ウン コルヴォイ。

    þréul-asnéulaunkórv-oi.
    積もる-<(軽いものが)>埃<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に埃が積もっている。」

    日常の生活空間での表現。軽性名詞 snéula を主語に受け、動詞 þréul- は軽性の語尾 -a を取る。un+与格で「〜の内側で」。

    ésa snǘra un kórvoi.

    読み:エーサ スニューラ ウン コルヴォイ。

    és-asnǘraunkórv-oi
    いる-<(軽いものが)>鼠<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に鼠がいる。」

    日常の所在を言う文。存在の文で、主語 snǘra は軽性単数なので動詞は -a。un+与格で「〜の中に」。

    krála snǘra kórvos tambór.

    読み:クラーラ スニューラ コルヴォス タンボール。

    král-asnǘrakórv-ostambór
    かじる-<(軽いものが)>鼠<主格>倉-<属格>雑穀<対格>

    「倉の鼠が雑穀をかじる。」

    場所を示す属格 kórvos を名詞に添え、家屋や倉に出入りする害獣としての意味を作る。主語が単数なので動詞は -a。

    káulo dóulin kórvo.

    読み:カウロ ドーリン コルヴォ。

    kául-odóulinkórvo.
    満ちる-<(重いものが)>もう倉<主格>

    「倉はもう満ちている。」

    帳簿や記録にありそうな文。dóulin は動詞直後に置かれる相の副詞。kórvo は重性o語幹。

    ruunléima endríña houmíño kórvoi.

    読み:ルーンレーマ エンドリーニャ ホウミーニョ コルヴォイ。

    ruunléim-aendríñahoumíñokórv-oi.
    返す-<(軽いものが)>子ども<主格>椀<対格>倉-<与格>

    「子どもは椀を倉へ返す。」

    家内での物の片づけ・返却を言う日常表現。元の所への返却は与格で表す。houmíño「椀」は重性o語幹で、対格が主格と同形。

    senomúnim un kórvoi.

    読み:セノムーニン ウン コルヴォイ。

    senomún-imunkórv-oi.
    慎んでのぞく-<私が>内倉-<与格>

    「私は倉の中を慎んでのぞく。」

    暗い内側を点検する日常の場面。`senomún-` は体ごと入り込む動作を直接言わず、目だけを入れ込む慎みを含ませる。`un`+与格が「内側に」という場所を補う。

    gúnimor un kórvoi.

    読み:グーニモル ウン コルヴォイ。

    gún-imorunkórv-oi
    集まる-<我々が>内に倉-<与格>

    「私たちは倉の中で集まる。」

    炉ばたや倉・市などでのふだんの集合を表す。un+与格で「〜の中で」。1人称複数語尾が主語を示すため、主語代名詞は不要。

    huenéra þóuma es kórvos.

    読み:フエネーラ ソーマ エス コルヴォス。

    huenér-aþóumaeskórv-os.
    抜ける-<(軽いものが)>煙<主格>から倉-<属格>

    「倉から、細く煙が抜けていく。」

    日常。倉の隙間や入り口から、細い煙が静かに抜ける描写。主語 þóuma は軽性なので動詞は -a で受ける。源は es + 属格で表す。勢いよく吹き出す煙には使わない。

    éso unlóur houmkreló só un kórvoi.

    読み:エーソ ウンロール ホウンクレロー ソー ウン コルヴォイ。

    és-ounlóurhoumkrelósóunkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>まだ家分<主格>この<重性>内に倉-<与格>

    「倉にはまだこの家分がある。」

    備蓄を確かめる場面。存在文の動詞 és- は主語に一致し、houmkreló が重性o語幹の単数主格なので -o を受ける。相の副詞 unlóur は動詞の直後、主語の前に置く。un kórvoi は前置詞 un と与格の組み合わせで「倉の中で」。

    mirkrílim tambór némes es kórvos.

    読み:ミルクリーリン タンボール ネーメス エス コルヴォス。

    mirkríl-imtambórném-eseskórv-os.
    自分の分を切り出す-<私が>雑穀<対格><私>-<属格>から倉-<属格>

    「私は倉から自分の分の雑穀を切り出す。」

    共同の物から自らの取り分を区別する意味。es+属格で切り出す元を示す。共同の倉のような蓄えからの分前の場として自然。所有の属格は名詞の後ろに置く。

    snelíþim fáron un kórvoi.

    読み:スネリーシン ファーロン ウン コルヴォイ。

    snelíþ-imfáronunkórv-oi.
    隠す-<私が>荷<対格>内に倉-<与格>

    「私は荷を倉の中に隠す。」

    荷や道具を、人目に触れない場所に納める日常の場面。`un`+与格で「〜の中に」を表す。単に置いておく動作より、隠して保護・帳じりとする含みが強い。

    ésa rimblóna un kórvoi.

    読み:エーサ リンブローナ ウン コルヴォイ。

    és-arimblónaunkórv-oi.
    いる-<(軽いものが)>測り竿<主格>中に倉-<与格>

    「倉に測り竿がある。」

    物の所在を述べる存在文。主語 rimblóna は軽性なので、繋辞は 3人称単数軽性の ésa をとる。場所を un と与格 kórvoi で表す。

    þóro krunþrén só un kórvoi.

    読み:ソーロ クルンスレーン ソー ウン コルヴォイ。

    þór-okrunþrénsóunkórv-oi.
    立つ-<(重いものが)>棚<主格>この<重性>内に倉-<与格>

    「この棚は倉に立っている。」

    倉や家での物の配置を表す文。krunþrén は重性子音語幹の主格で無語尾。動詞 þór- は重性主語に合わせて3人称単数重性語尾 -o をとる。un+与格 kórvoi は「〜の中に」という静的な場所を示す。

    mé saléim fáron sal kórvoi!

    読み:メー サレーン ファーロン サル コルヴォイ!

    mésaléimfáronsalkórv-oi
    <禁止・願いの打ち消し>外に据える<命令法>荷<対格>外に倉-<与格>

    「荷を倉の外に置くんじゃない。」

    日常の禁止。禁止の mé は命令法と組む。saléim- のむき出し語幹は語末の m を残して saléim となる。sal + 与格 kórvoi で「倉の外に」。倉場や縁の市での手順を教える文として使う。

    éso reinplén ín un kórv-oi.

    読み:エーソ レインプレーン イーン ウン コルヴォイ。

    és-oreinplénínunkórv-oi
    いる-<(重いものが)>雨よけ<主格>一内に倉-<与格>

    「倉の中に雨よけがある。」

    存在文。不定の閉じínを名詞句の終わりに置いている。存在する対象の雨よけが重性なので、繋辞は3人称単数・重性。倉の中に仕舞っているものを数える場面の書きつけにも使える。

    éso tambór wáim un kórvoi.

    読み:エーソ タンボール ワイン ウン コルヴォイ。

    és-otambórwáimunkórv-oi
    いる-<(重いものが)>雑穀<主格>相当の内に倉-<与格>

    「倉に相当の雑穀がある。」

    存在文。重性単数の tambór に形容詞 wáim が主格単数で後続し、場所 un kórvoi がそれに続く。

    lísa lisár mirkrilíman kórvos.

    読み:リーサ リサール ミルクリリーマン コルヴォス。

    lís-alis-ármirkril-ím-ankórv-os.
    書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>分ける-<〜の技・〜さ>-<対格>倉-<属格>

    「書記が倉の持ち場割りを書きつける。」

    記録・帳場の場面。名詞句は中心語 mirkrilíman の後ろに属格 kórvos を置き、「倉の分ける配分=持ち場割り」とする。lisár は lís-「書く」に行為者接尾辞 -ár を付けた語。mirkrilím は対格 mirkrilíman で直接目的語になる。

    un kórvoi, séna senár mirkrilíman.

    読み:ウン コルヴォイ、セーナ セナール ミルクリリーマン。

    unkórv-oi,sén-asen-ármirkril-ím-an.
    内倉-<与格>見る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>分ける-<〜の技・〜さ>-<対格>

    「倉の中で、目付が持ち場割りを確かめる。」

    確認・立ち合いの場面。senár「目付」は見る者ではなく検査役。sén-a は軽性の主語 senár に一致する。mirkrilíman を直接目的語に取ることで、持ち場割りが配置そのものとして確かめられているニュアンスが出る。un kórv-oi が場面枠。

    éso lirkrunó un kórvoi.

    読み:エーソ リルクルノー ウン コルヴォイ。

    és-olirkrunóunkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>糸巻き<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に、糸巻きの小棒がある。」

    倉の帳簿や在庫の記録向きの文。un kórv-oi で「倉の中で」。この文脈では lirkrunó を sense 2 の「糸巻き用の小棒」として取る。

    na éso dóulin fáron un kórvoi

    読み:ナ エーソ ドーリン ファーロン ウン コルヴォイ

    naés-odóulinfáronunkórv-oi
    <〜ない>いる-<(重いものが)>もはや荷<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中にはもはや荷がない。」

    na と dóulin が組む否定の存在文。na は動詞の前に置かれ、dóulin は「その事柄のところを時の流れが通り過ぎた」という取り返しのかからない含みを添える。un+与格 kórvoi で倉の中の場所を示す。帳場・倉の記録などで用いられる語調。

    éso unlóur ílmo un kórvoi.

    読み:エーソ ウンロール イルモ ウン コルヴォイ。

    és-ounlóurílmounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>まだ水<主格>内に倉-DAT.

    「倉の中には、まだ水がある。」

    肯定の存在文で、ある状態がまだ続いていることを表す。否定の小辞 na は伴わない。存在・所有の文では、動詞は持ち主ではなく持たれている物 ílmo に一致する。

    gǘla senár sáindaran es kórvos.

    読み:ギューラ セナール サインダラン エス コルヴォス。

    gǘl-asen-ársáindar-aneskórv-os
    取り出す-<(軽いものが)>見る-<〜する人>証文-<対格>から倉-<属格>

    「目付は証文を倉から取り出す。」

    市の帳場での検め。主語 senár は人で軽性なので、動詞は3人称単数軽性 -a。sáindaran は軽性子音語幹の対格。es は属格を支配し「〜から」。kórvos は kórvo の属格で、倉から出す出所を示す。gǘl- は単に外へ出すだけでなく、中身を出して並べ広げるまでを指す。

    sneléra endríña un kórvoi

    読み:スネレーラ エンドリーニャ ウン コルヴォイ

    snelér-aendríñaunkórv-oi
    隠れる-<(軽いものが)>子<主格>中に倉-<与格>

    「子どもが倉の中に隠れる。」

    子どもが人目につかない所へ行く日常の場面。軽性の単数主語 endríña に対して、動詞は3人称単数・軽性の語尾 -a をとる。

    éso kúrmo véun só un kórvoi.

    読み:エーソ クルモ ヴェウン ソー ウン コルヴォイ。

    és-okúrmovéunsóunkórv-oi
    存在-<(重いものが)>大壺<主格>空のこの<重性>内倉-<与格>

    「この空の大壺は倉の中にある。」

    倉庫での所在確認に使う日常の表現。大壺そのものを指す用法で、量としての用法ではない。形容詞は名詞句内で大壺を修飾し、指示詞が名詞句を閉じる。

    éso pláuvo un kórvoi.

    読み:エーソ プラウヴォ ウン コルヴォイ。

    és-opláuvounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>静けさ<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中には静けさがある。」

    存在文。主語 pláuvo は重性単数なので存在動詞は éso を受ける。場所を示す un は与格を組み、「〜の中に」という所在を表す。

    gromtáulim pláuvo gróm un kórvoi.

    読み:グロンタウリン プラウヴォ グローン ウン コルヴォイ。

    gromtául-impláuvogrómunkórv-oi.
    感じる-<私が>静けさ<対格>重い内に倉-<与格>

    「倉の中で重たい静けさが感じられる。」

    商いや作業がいったんとまったあとの、場の重たい静まりを感覚として述べる文。pláuvo gróm は重性単数の目的語として同形のままで、un kórv-oi がその場を示す。

    un kórvoi éso glimó.

    読み:ウン コルヴォイ エーソ グリモー。

    unkórv-oiés-oglimó.
    内に倉-<与格>いる-<(重いものが)>滲み・染み<主格>

    「倉に、滲み・染みがある。」

    日常の告げ。倉の中で、布や紙に生じた湿り・色移りの痕に気づいて言う言い方。glímó は重性語として、存在動詞 éis- の3人称単数・重性形 éso に主語として一致する。

    éso snúlvo un kórvoi.

    読み:エーソ スヌルヴォ ウン コルヴォイ。

    és-osnúlvounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>穴<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に穴がある。」

    日常の存在文。snúlvo は重性名詞で、存在動詞 és- は主語に一致して 3人称単数重性語尾 -o をとる。場所表現は un「〜の中」+与格。snúlvo は材質が欠けた「穴」の形状を指し、出入りの機能は含まない。

    éso snelíño kumbóros só kórvoi.

    読み:エーソ スネリーニョ クンボーロス ソー コルヴォイ。

    és-osnelíñokumbór-ossókórv-oi.
    いる-<(重いものが)>蓋<主格>青銅-<属格>この<重性>倉-<与格>

    「この青銅の蓋が倉にある。」

    存在・在庫を記す場面のような文。青銅製の蓋を指すため、指示詞は重性の só、存在動詞も重性の éso になる。名詞句は「蓋+材料の属格+指示詞」の語順。

    un kórvoi éso mélvo léimen.

    読み:ウン コルヴォイ エーソ メルヴォ レーメン。

    unkórv-oiés-omélvoléim-en
    中に倉-<与格>いる-<(重いものが)>板戸<主格>置く-<〜した・〜された>

    「板戸は倉に置かれている。」

    物の所在や在庫を記す陳述文。述語受動の結果状態に場所を添えるため、前置詞句を動詞の前に出す。存在・状態を表す文では éso が主語の mélvo に一致し、他動詞 léim- の分詞 léimen が「置かれた」という結果の状態を作る。前置詞 un は与格と組んで「〜の中に」を表す。

    éso fáron snóimoi kórvos.

    読み:エーソ ファーロン スノイモイ コルヴォス。

    és-ofáronsnóim-oikórv-os
    いる-<(重いものが)>荷<主格>物肩-<与格>倉-<属格>

    「倉の物肩に荷がある。」

    《倉》の単数属格を後置し、倉の張り出した肩部に荷があるという実務的な所在を示す。存在の主語《荷》は重性。o語幹の与格は語尾 -oi で表す。

    éso sámon só un kórvoi.

    読み:エーソ サーモン ソー ウン コルヴォイ。

    és-osámonsóunkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>生皮<主格>この<重性>内に倉-<与格>

    「倉の中に、この生皮がある。」

    未加工の生皮を倉に仕込んでおく場の所在を言う日常文。身体や未加工の材料としての sámon は重性で扱う。

    léim sámon só un kórvo!

    読み:レーン サーモン ソー ウン コルヴォ!

    léimsámonsóunkórvo!
    置く<命令法><あなたが>生皮<対格>この<重性>内に倉<対格>

    「この生皮を倉の中へ置け。」

    作業場面での命令。重性の直接目的語 sámon は主格形と同一形のまま、目的語として用いる。

  2. 倉の司

    王国の六つの司の一つで、雑穀の税と倉、度量衡を受け持つ役所を略して言う。

    táulo kórvo meiró.

    読み:タウロ コルヴォ メイロー。

    tául-okórvomeiró
    取る-<(重いものが)>倉の司<主格>税<対格>

    「倉の司が税を取り立てる。」

    kórvo は、雑穀の税と倉、度量衡を受け持つ「倉の司」を略して言うことがある。役所であって人ではないので重性のまま一致させ、動詞は -o をとる。乾風期の前半に、干し上げた雑穀から税を取る。

    vándo kórvo tambór.

    読み:ヴァンド コルヴォ タンボール。

    vánd-okórvotambór
    量る-<(重いものが)>倉の司<主格>雑穀<対格>

    「倉の司が雑穀を量る。」

    役所としての倉の司が主語の文。主語が重性なので、動詞は3人称単数・重性の -o をとる(vánda ではなく vándo)。雑穀 tambór も重性で主格と対格が同じ形なので、動詞のすぐ後ろが主語、その次が目的語という VSO の語順で役割が決まる。乾風期の前半に税の雑穀を量って取り立てる場面の言い方。

解説

脱穀した雑穀を納める倉。乾風期の前半に干し上げた穂を脱穀してここに納め、倉の司が税の雑穀を取り立てる。

文法

重性・o語幹。属 kórvos、与 kórvoi、複 kórvul。

語源

古高原語 *kórvo から

語幹の異形

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する