nórlo

品詞
名詞
意味
寝床
発音
[ˈnorlo]
読み
ノールロ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 寝床

    眠るための低い場所。毛皮を敷いた床、あるいは石台の上に藁と毛皮を積んだもの。

    éso nórlo só náum.

    読み:エーソ ノルロ ソー ナウン。

    és-onórlosónáum.
    いる-<(重いものが)>寝床<主格>この<重性>柔らかい

    「この寝床は柔らかい。」

    日常の判断文。主語の nórlo が重性なので、存在・繋辞 éso は -o。述語形容詞 náum は主語に一致し、重性・単数・主格では語尾がない。指示詞 só は名詞句を閉じる。

    hóinim du nórlo só.

    読み:ホイニン ドゥ ノルロ ソー。

    hóin-imdunórlosó.
    帰る-<私が>下手寝床<対格>この<重性>

    「私はこの寝床へ戻る。」

    日常動作。寝床は家の中でも地面にいちばん近い低い所なので、低い所への移動を表す du で取る。重性名詞の単数対格は主格と同形。

    bála houmár nórlo.

    読み:バーラ ホウマール ノルロ。

    bál-ahoumárnórlo.
    空ける-<(軽いものが)>家の主<主格>寝床<対格>

    「家の主が寝床を空ける。」

    日常の家の場面。主語は人を指す名詞で軽性、動詞は3人称単数軽性。寝床を次の者が使えるように残す基本義。

  2. 寝所(比喩)

    その人が帰る場所、安らぎの場。比喩的に「あの人の寝床は空っぽだ」のように、人がいないことを言うのに使う。

    wéiro dóulin nórlo éles véun, na hóina

    読み:ウェーロ ドーリン ノルロ エーレス ヴェウン、ナ ホイナ

    wéir-odóulinnórloél-esvéun,nahóin-a
    いる<〜し終えた>-<(重いものが)>もう寝所<主格><3人称単数・軽性>-<属格>空,<〜ない>帰る-<(軽いものが)>

    「彼の寝所はもう空だ。彼は帰らない。」

    日常の会話で、人の帰る場所・安らぎの場として nórlo を比喩的に用いる。後節の主語は動詞の軽性語尾から推定される。

解説

眠るための低い場所。石台の上に藁と毛皮を積んだもの、あるいは床に直接毛皮を敷いたもので、家ごとに形が異なる。炉(hóum)の北側の高い座(aldár)とは違い、地面に最も近い、家のいちばん低い場所にある。毛皮・藁・石など地に着くもので作られるため、文法上は重性。村の暮らしの中心となる道具で、毎朝起き、毎晩戻る場所。毛皮の質や厚さで家の豊かさがうかがえる。

文法

重性・o語幹(④型)。主格・対格 nórlo、属格 nórlos、与格 nórloi、双数 nórrou、複数 nórul・nórur・nóruls。

語源

語源不明。古高原語 *nórlo に遡ると考えられる。

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