小説
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高原語(詩語)
詩や詞の中で高原語を指す雅な呼び名。日常語ではない。
áura aurselvá an élvaran.
読み:アウラ アウルセルヴァー アン エルヴァラン。
| áur-a | aurselvá | an | élvar-an. |
| 昇る-<(軽いものが)> | 高原語(詩語)<主格> | 上手 | 天-<対格> |
「高原語(詩語)は天へ向かって昇る。」
儀礼や詩の一行。意味1では aurselvá を、高原語そのものを詩語として指す名に使う。主語は軽性a語幹の無標主格で、動詞 áur- は軽性の3人称単数 -a をとる。an élvaran は方向句で、an と組んだ élvar の対格 élvaran が「天へ」を示す。
祖先に届く言葉
韻律と語形の整った、祖先への捧げものとしての言葉。祈りや詩の言葉を広く指す。
aurénde aurselvá un aurándoi.
読み:アウレンデ アウルセルヴァー ウン アウランドイ。
| aur-énd-e | aurselvá | un | auránd-oi. |
| 昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 祖先に届く言葉<主格> | 内に | 社-<与格> |
「社の中で、祖先に届く言葉が昇りますように。」
祭祀の祈願文。aurénde は aur- +願望法 -énd- +軽性主語の語尾 -e。un +与格で「〜の中で」。aurándo は重性 o語幹の名詞で、与格は auránd-oi。
ésa aurselvá virá.
読み:エーサ アウルセルヴァー ヴィラー。
| és-a | aurselvá | virá. |
| いる-<(軽いものが)> | 祖先に届く言葉<主格> | 言葉<主格> |
「「昇る息」は、祖先に届く祭祀の言葉である。」
祭祀・儀礼に関する書物の文。述語名詞 virá は主格のまま。主語 aurselvá が軽性なので ésa。aurselvá の祭祀語としての語義を virá で言い換える説明。
詩、祈りの詞、系譜の唱えの中で高原語を指す古風な呼び名。字義は「昇る息」。言葉は息であり、整った言葉は煙のように上へ昇って祖先に届く、という信仰にもとづく。高原の言葉を、天に届く言葉、祖先の聞く言葉として捉えた言い方で、干潟語を「沈む言葉」と見るのと対になる。日常会話ではまず使わない。運び人や崖道の商人が都に戻って祖先に詩を捧げるとき、「aurselvá にて」と前置きする習わしがある。広くは、韻律の整った祈りの言葉そのものも指す。
軽性・a語幹名詞。aurselvá/対 aurselván/属 aurselvés/与 aurselvéi。
áur-「昇る」+ selvá「息」の複合。aurléuma「昇る風」、aurvirá「祈り」と同じ aur- の複合。
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