小説
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寒い(天候・空気)
空気が冷たい、天候が寒い。風や空気の冷たさに対する体感的な冷たさを表す。
glünlúin, éso duléumo frél
読み:グリュンルーイン、エーソ ドゥレウモ フレール
| glünlúin, | és-o | duléumo | frél |
| 凍りの頃 | いる-<(重いものが)> | 下の風<主格> | 寒い |
「凍りの頃は、下の風が寒い。」
glünlúinは動詞の前に置かれる場面の枠。duléumoは重性語として重性の語形エソで受ける。frélは固体化や凍結の含みを持たず、冷気に触れる感覚を指す。
寒い(体感・体の感覚)
体が寒い、寒さを感じる。空気の冷たさが肌に触れたときの感覚、あるいは長時間の冷気にさらされた体全体の感覚。
éso gromó némes frél
読み:エーソ グロモー ネーメス フレール
| és-o | gromó | ném-es | frél |
| いる-<(重いものが)> | 体<主格> | <私>-<属格> | 寒い |
「私の体は寒い。」
gromóは重性の体。主語の名詞句はgromó némesで、属格は名詞の後ろに置く。述語のfrélは名詞句の後に置かれる。
天候や体感の「寒い」を表す基本的な形容詞。物の表面温度の低さ(klér「冷たい」)とは明確に区別され、空気の冷たさや、その空気が体に触れたときの感覚を指す。凍りの頃(glünlúin)の日常会話の基盤となる語で、「今日は寒い」「風が寒い」「体が寒い」のように、天候・体感・場所の冷たさに広く使う。凍る(glǘn-)や氷(glünó)の概念とは無関係で、固体化の含みはない。宮廷語から崖道のくだけた言葉まで、すべての語層で同じ形を使う。縁の市の取引言葉でも格語尾を落としてそのまま用いる。
sénim frélul un sávrail.
読み:セーニン フレールル ウン サーヴライル。
| sén-im | frél-ul | un | sávr-ail |
| 見る-<私が> | 魚-<〜たちを> | 内に | 葦-<〜らに> |
「葦原の中に、魚が見える。」
sávra は生えている草として軽性で受けるが、複数 sávrai はそのまま「葦の茂み・葦原」を指す。un sávrail は「葦原の中に」で、un と葦の与格複数 sávr-ail が組み合わさっている。frélo は魚として文法上重性だが、重性の単数主格と対格は同じ形であり、1人称の語尾が主語を兼ねるため frélul は目的語として読まれる。
基本形容詞。名詞の性・数・格に一致する(軽性:単主なし・-an・-es・-ei、重性:単主対なし・-os・-oi、複数も同型)。述語として使うときは主語の性・数・格に一致する。比較では an・du+与格を述語の直後に置く。
古高原語 *frél から
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