nourá

品詞
名詞(軽性・a語幹)
意味
心
発音
[nouˈra]
読み
ノウラー
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 心

    考えと感情が宿る、人の内側。

    lúin ésa líndra ível, sáila nourá némes.

    読み:ルーイン エーサ リンドラ イーヴェル、サイラ ノウラー ネーメス。

    lúinés-alíndraível,sáil-anouráném-es.
    ときいる-<(軽いものが)>金の落葉樹<主格>新しい喜ぶ-<(軽いものが)>心<主格><私>-<属格>

    「新しい年を迎えて、わが心は喜びにあふれます。」

    手紙の冒頭に添える季節の句の型。「金の落葉樹が新しくなるとき」で「新年を迎えるとき」の意味になる。年の始まりと、金の落葉樹が色づく乾風期の初めが重なることから生まれた詩語。

    ésa orenvandár té þérno. séuril virá éles, gráis nourá éles.

    読み:エーサ オレンヴァンダール テー セルノ。セウリル ヴィラー エーレス、グライス ノウラー エーレス。

    és-aorenvandártéþérno.séurilviráél-es,gráisnouráél-es.
    いる-<(軽いものが)>縁商人<主格>あの<軽性>陰で害する者<主格>美しい言葉<主格><3人称単数・軽性>-<属格>悪い心<主格><3人称単数・軽性>-<属格>

    「あの縁商人は毒きのこだ。言葉はきれいだが、腹は黒い。」

    人を þérno と呼ぶのは強い悪口で、陰口に使う。主語が人なので繋辞は軽性の ésa になるが、重性の名詞を人に当てること自体が侮辱になる。後半は繋辞を落として述語の形容詞を先に置く、諺の語順。

    glóuma nourá némes.

    読み:グローマ ノウラー ネーメス。

    glóum-anouráném-es.
    惑う-<(軽いものが)>心<私>-<属格>

    「私の心は乱れている。」

    nourá は軽性なので、動詞は -a で受ける。気持ちが定まらないことを言う、日常の言い方。

    gléin nourá, fláin selvá.

    読み:グレーン ノウラー、フライン セルヴァー。

    gléinnourá,fláinselvá.
    清い心軽い息

    「清きは心、軽きは息。」

    諺。繋辞を落とし、形容詞を先に出す格言の語順。心が清ければ息(言葉)は軽く昇る、という教え。

    sléna nourá nóumoi.

    読み:スレーナ ノウラー ノーモイ。

    slén-anouránóum-oi
    顔を出す-<(軽いものが)>心<主格>顔-<与格>

    「心は顔に出る。」

    比喩用法。隠れた感情や心の動きがわずかに現れる意。「顔に出る」の定型として、書物やことわざ的な文にも見られる。心 nourá は文法上軽性なので、動詞は軽性3人称単数。与格 nóumoi が、表れる場所を表す。

    wóla unlóur nourá némes.

    読み:ウォーラ ウンロール ノウラー ネーメス。

    wól-aunlóurnouráném-es.
    迷う-<(軽いものが)>まだ心<主格><私>-<属格>

    「私の心はまだ決めかねている。」

    相談・決断の場で、自分の心中に迷いがあることを述べる言い回し。unlóur は肯定文では「まだ〜している」という意味になり、動詞の直後・主語の前に置く。

  2. 思い

    心に抱いている考えや気持ち、意向。

    ésa aunourá aulisáres gléin.

    読み:エーサ アウノウラー アウリサーレス グレーン。

    és-aau-nouráau-lis-ár-esgléin.
    いる-<(軽いものが)><お〜になる・御〜>-思い<お〜になる・御〜>-書く-<〜する人>-<属格>清い

    「書記の方のお考えは筋が通っている。」

    目上の人の考えには、持ち物と同じく au- をつけて高める。nourá は軽性なので、繋辞は -a、述語の形容詞 gléin も軽性・主格の形になる。「清い」は考えについて言うと「筋が通っている、濁りがない」の意味になる。

    ésa nourá némes ré lísa lisár sáindaran dórel, ausenár.

    読み:エーサ ノウラー ネーメス レー リーサ リサール サインダラン ドーレル、アウセナール。

    és-anouráném-esrélís-alis-ársáindar-andórel,au-sen-ár.
    いる-<(軽いものが)>思い<私>-<属格><〜と(節)>書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人>証文-<対格>明日<お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>

    「目付殿、私の考えは、明日書記が証文を書く、というものです。」

    目上の人に意見を述べるときの言い方。自分の思いには au- をつけない。ré の節で考えの中身を示し、呼びかけの役職名は文の終わりに読点で区切って添える。

解説

思い・心・胸の内。考えと感情の両方が宿る場所を指す。息 selvá と同じく軽いもので、上へ昇るものとされる。整った心は「澄んだ心」nourá þáil、乱れた心は「濁った心」と言う。詩では、心は胸の中を流れ下る小さな川として詠まれる。

文法

軽性・a語幹(nourá/nourán/nourés/nouréi…)。

語源

nóur-「思う」+ -á「〜するもの(軽)」。

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