réina

品詞
名詞
意味
雨
発音
[ˈreina]
読み
レーナ
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 雨

    空から降る雨そのもの。

    lúin brúuma réina, éso rúndo múr.

    読み:ルーイン ブルーマ レーナ、エーソ ルンド ムール。

    lúinbrúum-aréina,és-orúndomúr.
    とき落ちる-<(軽いものが)>雨<主格>いる-<(重いものが)>走り水<主格>濁った

    「雨が降ると、走り水は濁る。」

    lúin で始まる「〜とき」の節を、主節の前に置いた文。雨 réina は軽性で、地を走る水 rúndo は重性なので、二つの節で動詞の語尾が -a と -o に分かれる。雨期に谷の流れが増水して濁るようすを言う。

    lúin brúuma réina, ésa fléura du aursárail.

    読み:ルーイン ブルーマ レーナ、エーサ フレウラ ドゥ アウルサーライル。

    lúinbrúum-aréina,és-afléuraduaursár-ail.
    とき落ちる-<(軽いものが)>雨<主格>いる-<(軽いものが)>天の屋根<主格>下手祖先-<〜らに>

    「雨が降るときも、天の屋根は祖先の方々の下にある。」

    雨期に星が見えなくても不安に思わなくてよい、と説くときの決まった言い方。du+与格で「〜の下手に」。天の屋根が祖先の下にあるということは、祖先は屋根の上にいて、変わらず下界を聞いているということになる。

    brúuma réina sórel, mé gél du orén!

    読み:ブルーマ レーナ ソーレル、メー ゲール ドゥ オレーン!

    brúum-aréinasórel,mégélduorén!
    落ちる-<(軽いものが)>雨<主格>今日<禁止・願いの打ち消し>行く<命令法><あなたが>下手縁<対格>

    「今日は雨だ。縁へは行くな。」

    雨で崖道が滑るときに、目下の者や家の者に言う注意。雨は上から来るものなので軽性で、動詞は -a をとる。禁止は mé+命令法で、命令法の2人称単数はむき出しの語幹 gél になる。

    ké bruuméla réina dórel?

    読み:ケー ブルーメーラ レーナ ドーレル?

    kébruum-él-aréinadórel?
    <〜か>落ちる-<〜だろう>-<(軽いものが)>雨<主格>明日

    「明日は雨が降るだろうか。」

    天気を尋ねる日常の問い。未来のことは推量法で言う。強勢は -él- に移るので、語根の ´ は消える。答えるときは bruuméla「降るだろう」か na bruuméla と、動詞を繰り返す。

    bresérim réines.

    読み:ブレセーリン レーネス。

    bres-ér-imréin-es.
    胸-<〜でする>-<私が>雨-<属格>

    「私は雨に驚く。」

    くだけた日常会話。一人称は動詞の語尾 -im で示し、主語の代名詞は省略する。原因は裸の属格 réines で示す。brés「胸」に接尾辞 -ér- がついた語で、直説法には時制がなく、文脈により「驚く/驚いた」と読む。

    þarnéra réina.

    読み:サルネーラ レーナ。

    þarnér-aréina.
    終わる-<(軽いものが)>雨<主格>

    「雨が終わる。」

    自然現象についての実況的な一文。雨 réina は軽性なので、動詞は 3 人称単数・軽性の -a で受ける。雨期の終わりや天候の変わり目を短く述べる。

    séulan fléurai réinan.

    読み:セウラン フレウライ レーナン。

    séul-anfléur-airéin-an.
    散らして配る-<彼らが>雲-<〜たちが>雨-<対格>

    「雲たちが、雨を散らして配る。」

    詩的な用法。天からの恵みが四方へ散る意味に用いられる。fléura は軽性名詞で、fléurai は複数主格。受詞 réinan は軽性の対格。与格は文脈で省略されている。

  2. 雨水

    軒の樋で集めた雨の水。墨や祀りに使う清い水。

    ké ésa réina gléin tásei?

    読み:ケー エーサ レーナ グレーン ターセイ?

    kéés-aréinagléintás-ei?
    <〜か>いる-<(軽いものが)>雨水<主格>清い<あなた>-<与格>

    「清い雨水はお前のところにあるか。」

    墨をするときや祀りの器を清めるときに、家の者に尋ねる言い方。所有は「ある+持ち主の与格」で言う。動詞は持ち主ではなく、持たれている雨水 réina(軽性)に一致する。答えは éisa か na éisa。

    esésa réina gléin.

    読み:エセーサ レーナ グレーン。

    es-és-aréinagléin.
    いる-<〜すべし>-<(軽いものが)>雨水<主格>清い

    「雨水は清くあるべし。」

    祀りの作法を記した書の一句。当為法の動詞が主語の réina(軽性)に一致して、-a をとる。強勢は -és- に移る。軒で集めた雨水を祀りに使うときの決まりを述べたもの。

  3. 上からの恵み

    天から返されてくる恵み一般の比喩。下から来る塩と対にして言う。

    an élvares réina, es dáloros sáko.

    読み:アン エルヴァレス レーナ、エス ダーロロス サーコ。

    anélvar-esréina,esdálor-ossáko.
    上手天-<属格>上からの恵み<主格>から下の国-<属格>塩<主格>

    「上からは雨の恵み、下からは塩。」

    動詞のない諺。天からの恵み(軽性の réina)と、下の国から来る塩(重性の sáko)を対にしている。塩をありがたがりながらも少し後ろめたく思う、という気持ちを表す。an+属格は「上手から」の意味になる。

    ésa réina aursárar, dúmarimor.

    読み:エーサ レーナ アウルサーラル、ドゥーマリモル。

    és-aréinaaursár-ar,dúmar-imor.
    いる-<(軽いものが)>上からの恵み<主格>祖先-<〜らの>いただく-<我々が>

    「祖先の方々の恵みがここにある。いただきます。」

    雑穀の食事の前に、家の者がそろって唱える言葉。雨で実った穀物を「雨」と呼んで、上から返されてきた恵みとして言う。dúmar- は「食べる」の謙譲の補充形。

解説

空から降る雨。いったん天に昇って清められた水が、祖先の手で上から返されてくるものとされ、「上からの恵み」と呼ばれる清い水である。軒で集めた雨水は墨をするのにも、祀りの器を清めるのにも使う。地の上を流れる水(ílmo)とは別の語で、文法上も軽性に属する。雨の音は祖先が屋根を叩く音だとも言う。降り方(細い・長い・叩きつける)や時期(雨期の初めの雨・刈り入れの雨・季節外れの雨)は、形容詞や属格を添えて呼び分ける。

文法

軽性・a語幹(①型、語根に強勢)。属 réines、与 réinei。雨水を指すときも軽性のまま。

語源

古高原語 *réina から。

語幹の異形

説明に出てくる語

この語に触れている語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する